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エレベータの運行方式についてのブログです
エレベーターって、なんか不思議だなぁ~って思うんですっ。あんなに重たいものがスーっと一気に上がり、そんなにガクンっともせずに止まるって。
まぁ、そこは技術の問題なんでしょうが、建築士試験においてのエレベータって二級建築士においては、ワンポイントだけ覚えてたらそこがよく出るので、のちほど改めて書くとして・・・。
一級建築士では、高層建築物に絡めて「計画」「環境」「法規」に出題されます。
・・・とは言っても、高層建築物のエレベーターにいつもビビッて乗っているのは私だけなんかなぁ~(笑)。
高層建築物のエレベーターにひとりきりで乗れない
エレベーターって、特に周りの景色が見えないものって視覚は変わらないのに、どんどん階数のスピードが高速なほど、恐ろしくなっていくんです。
・・・ホンマ、このまま大気圏に突入してしまうのでないかと・・・。
まぁ、そんな事を思いながらもせっかくなので、乘って上まで行ってしまいたくなることってないですか(笑)?。
今までで、一番怖かったエレベーターは、名古屋駅前のミッドランドスクエアのエレベーターなんです。
このミッドランドスクエアって、41階と42階にレストランがあるんです。さ
そこでこの建物のエレベーターは、写真をよく見るとエレベーターが2階建てになっているんですっ!。
この運行方式は、「ダブルデッキ方式」といいますっ!。
実際に乘ってみると、すんごいスピード滑らかに上がっていくので、みるみるうちに向かいの名古屋駅が小さくなっていきます。
気心の知れた仲のいい友達と乘ったものだから、怖くてしゃがみ込んでしまったけど(笑)。
このダブルデッキ方式の困った点と言えば、どうしてもこのエレベーターに合わせて、同じ階高にしないといけないという事があり、あまり採用はされなかったんです。
でも、近年では、ダブルデッキの間がみよ~んっと伸びて、異なる階高に対応の出来る「スーパーダブルデッキ方式」って言うのもあるそうなのですが、個人的にはまだお見かけしたことがないです。
では、問題をやってみましょうか。
一級建築士試験の平成23年度の問題より(環境設備)
ダブルデッキエレベーターは、2層のかごを有するエレベーターであり、昇降路スペースを拡げずに輸送能力を大きくできる利点がある。
最近、よく出会うエレベーターの運行方式
大阪で建築の仕事している人は、わかると思うのですが、何かと打ち合わせでショールームに行こうと思ったら住宅系のショールームは、梅田に多いんです。
グランフロントとか梅田阪急ビルオフィスタワーとか。
で、そこで出あうエレベーターの運行方式は・・・。
「スカイロビー方式」
って事で、次はスカイロビー方式を説明しますねっ。
スカイロビー方式とは?
・・・っという訳で行ってきました「梅田阪急ビルオフィスタワー」。
目的は、この建物の20階にあるTOTOのショールームに行きたかったんです。
とまぁ、これから20階を目指していく訳です。
下の低層部は阪急百貨店となるので、ここのエレベーターは一気に15階にある「スカイロビー」に上がります。
「1階」から乘ったら「15階」のボタンしかないやんっ~!。
このエレベーターが、どんどん人を「スカイロビー」へと輸送していく「シャトルエレベーター」
あっと言う間に15階へと導いてくれます。
そして、そこに広がる景色が・・・。
朝一番に行ったのですが、ちょこちょこ人がいたので、いいアングルで撮れなかったんですが・・・いい感じの空間です。
飲食は出来ないのですが、ちょんと休憩してひといきつくとか待ち合わせにはいいです。
そして、この階にはタリーズコーヒーもあって、窓際の席にはコンセントもあるので、仕事を少しさせてもらったり・・・勉強をさせてもらったり・・・(笑)、贅沢な時間を過ごすことができます。
そして、ここまで運んで来てくれた「シャトルエレベーター」を乗り換えて各ゾーニングされたエレベーターに行く訳ですねっ♪。
建築士試験の問題をする前に追記
このどんどん人を運んでいく「シャトルエレベーター」の阪急梅田ビルオフィスタワーのエレベーターの全体の写真を見ると・・・。
横並びに5基並んでいます。
別にどんどんシャトルエレベーターは、輸送してくれるから一番端が空いたからと言って、ダッシュせんでも、次から次にきますもんねぇ~。
っという事を踏まえまして・・・従来型のエレベータ方式・・・あっ、従来型を英語で言うと「コンベンショナル」・・・つまり、「コンベンショナルゾーニング方式」だったら、直線配置は、4台がいいだろうなぁ~。
対面にしたとしても8台でしょうねぇ~。
一級建築士試験の令和元年の問題より(計画)
高層事務所ビルのエレベーターの計画において、低層用5台と高層用5台とを幅4mの通を挟んで対面配置とした。
いやいやいや・・・。
一番端っこで待ってて、来たと思ったら逆サイドの端っこって・・・。
・・・ギリ、間に合わんかった・・・(泣)。
・・・ってな事にもなるので、この問題は誤りの枝です。
二級建築士寄りでもポイントを書いておきますね
まぁ、このポイントは二級建築士と言うか、最近では一級建築士の環境設備で出題されている問題です。
二級建築士の問題を2問載せておきますので、こちらの問題で一級建築士の過去問題も対応できますっ♪
二級建築士試験の平成23年度の問題より
高層の事務所ビルにおける乗用エレベーターの台数については、一般に、最も利用者が多い時間帯の5分間に利用する人数を考慮して計画する。
二級建築士試験の平成24年度の問題より
事務所ビルのエレベーターの設置台数の算定に用いる「ビルの在籍者数に対する最も利用者が多い時間帯の5分間に利用する人数の割合」は、一般に、自社専用ビルより複数のテナントが入る貸しビルのほうが少ない
とは言っても、計算外の遅刻ギリギリの人もいてたりして(笑)。
まとめ
今回は、エレベーターの運行状況について3種類を書きました。
- ダブルデッキ方式
- スカイロビー方式
- コンベンショナルゾーニング方式
実は、最近よく出題されているのは、このブログでは少ししか触れていない「コンベンショナルゾーニング」のゾーニングについてなんですっ。
単に、スカイロビー方式が書きたかっただけと言われたらそれまでなんですが・・・(笑)。
以前にも、小難しい「エレベーターの構造強度」についても一級建築士の法規寄りで書いていますので良かったらこちらも合わせてどうぞっ♪。