施工

建築士試験におけるセメントの関連用語

セメント2

セメントに関する用語を少し勉強しましょう

サク
サク
今回は、前回の記事サクラのわからなかった言葉を少し勉強しようねっ♪。
サクラ
サクラ
やったぁ~!。よろしくお願いします♪。

前回の記事☞コンクリートのその前に・・・「セメント」について

初期強度や長期強度って何?(サクラの疑問1)

サクラ
サクラ
お願いっ、簡単に説明してね♪。

うんっ、そだね~(笑)。

いつなる風で言うと・・・。

お給料に例えちゃいます(笑)?。

最初の数か月間の研修期間・・・試雇期間とも言いますけど、その間のお給料が初期強度

その後のちゃんとした正社員となったお給料が長期強度

えぇ~、私は研修期間もそのあとのお給料も一緒だったよぉ~!っと言う方は、ピンとこないかも知れませんが、アルバイトをした時でも「そうそう!、そうだった!」って言う人は、イメージできるかも。

サクラ
サクラ
あっ、だから前の記事に書いてあった高炉セメントは長期強度が大きいって言うのはいいイメージなんだぁ~!。

そうそう、長期強度って言うのは研修期間が終わったあとのお給料だから、いいことですねっ♪。

リアルに言うと、正式なお給料(圧縮強度)は、一旦上がってしまうと上がり続けはしないと言うちょっとしたブラック企業だったりするんですが(苦笑)。

あかんなぁ~、こんなネガティブに書いたらっ!。

高炉セメントは、最初の研修期間のお給料は低いけど、正式なお給料がめっちゃ高いから(長期強度)上がらなくてもいいという優良企業としましょう(笑)。

サクラ
サクラ
じゃあ、求人情報でのお給料はどこを見たらいいの?
サク
サク
サクラ、いい質問だねぇ~

求人情報でのお給料・・・確かに就活する時には大事なことですよね。

コンクリートの圧縮強度が求人情報のお給料に例えると「基本給」

(急にセメントからコンクリートの話しに変わってごめんねっ。)

これは、材齢4週間(28日)の圧縮強度で表します。

ここまでは、急上昇するように圧縮強度が上がって(約90%くらい占める)、その後も空気中に含まれている水分などで徐々に圧縮強度は増加するんです。

お給料で例えたら「手当て」とか「能力給」みたいなもんですね♪。

そして、だいたい研修期間って一般的に3ケ月くらいかなぁ~。

ちょうどコンクリートも13週間(約3ケ月)が経った91日後の強度が「長期強度」って呼ぶことが多いんです。

サクラ
サクラ
何となくわかったよっ!。・・・でも、圧縮強度って何?
サク
サク
うわぁ~、サクラ!。探求心があるのはいいけど今はサラッと圧縮の強度って流しておかないと先に進まないから、何となくのイメージでいいからね♪。
サクラ
サクラ
うんっ、わかりましたぁ~♪。

圧縮強度を書きだすと、話がまたまた広がるので「長期強度」についてはこの辺で。

水和熱って何?(サクラの疑問2)

サク
サク
サクラ、セメントって水と混ぜるとどうなるんだったっけ?。
サクラ
サクラ
んと・・・広島焼きの生地みたいになるっ!。
サク
サク
じゃあ、そのまま放置しておくとどうなる?。
サクラ
サクラ
うん、わかるよ。セメントだからもちろんカチコチに固まるよねっ!。
サク
サク
どうやって?
サクラ
サクラ
えっ!・・・ど、どうやって・・・???。

そうそう、この「どうやって固まっていくか」っと言うのは大切なんです。

では、みなさんには質問を変えて・・・。

ボンドってどうやって固まります?

答えは・・・。

放置しておいたら乾燥してかたまっていきます!。

この乾燥してというのがポイントなんです。

ボンドのように乾燥によってかたまっていく性質を「気硬性」といいます。

では、セメントはどうやってかたまっていくのか・・・。

セメントは、水を混ぜると水と反応して固まり始めていきます。

これを「水和作用」と言います。

そして、気硬性に対して水と反応してかたまっていく性質を「水硬性」と言います。

その時に!

・・・っていつやねん。

硬化する時です!

「熱」が出します!

燃えてきた

これが「水和熱」です!。(やっと水和熱にたどり着いたw)

サクラ
サクラ
ありがとう~♪。ちゃんとわかったぁ~♪。
サク
サク
じゃあ、ひとつ問題をやってみよう!。

二級建築士試験の平成18年度の問題より

セメントは、水和後、時間が経過して乾燥するにしたがって強度が増大する気硬性材料である。

サクラ
サクラ
これっ、間違いの枝だね。だってセメントは水和熱を発しながらかたまっていく水硬性だもんっ。
サク
サク
おっ、サクラ完璧にわかったね♪。

この「水和熱」は、案外気にしていると「構造」や「施工」の科目でコンクリートがイメージしやすくなるポイントのひとつなんで、覚えておきましょうね。

今回は、これくらいにしておきますね。

ワーカビリティ-って何?(サクラの疑問3)

サクラ
サクラ
ワーカビリティ-ってカタカナだからイメージしにくいなぁ~。
サク
サク
でも、サクラって英語得意でしょ?
サクラ
サクラ
(そんなに得意では・・・)ワーカーは働く人でしょ?。で、ビリティはしやすさみたいな意味だから・・・。
サクラ
サクラ
働きやすさ・・・みたいな意味かな?。
サク
サク
そうそう、例えばコンクリートを型枠に流す時、ドロドロとサラサラとだったらどっちが流しやすい?。
サクラ
サクラ
それは、やっぱりサラサラの方かな?。
サク
サク
その作業の良さのことをワーカビリティーが良いと言うんだよ。
サクラ
サクラ
うん、それはわかった♪。でもサラサラだという事は何となくドロドロよりも強度が弱いような・・・???。

うっ・・・サクラは鋭いところを・・・(汗っ)。

でも、ここから話しを広げていくには壮大なスケールになっていくので、今回は何となく用語のイメージが出来るくらいでいいんではないでしょうか?。

次回は、構造の科目よりの「セメント」のお話しとなります。