コラム

建物事例の問題が大嫌いだった私が好きになった理由

建物事例に興味を持つ

実は建築物に全く興味がなかった私

先日、大阪在住の私なのですが、4日間東京に行って建築物を色々とみてきました。

わざわざ建築物を見にですよっ、わざわざっ!

数年前だとこんなこと考えられなかったし、もし誘われても・・・いやっ、友達に誘われたら行くけど、見る視点や気持ちが違ってただろうなぁ~。

ただ、建築士試験においては「建物事例」というものは必ず出ますっ。

昔だったら二級建築士は1問だけだったけど、最近は2問っ。

一級だと計画は全体で20問しかないのに5問から7問くらいがそれっぽい問題っ。

こうなると「建物事例」の範囲は勉強せずに捨てて勘に頼るのは、もったいないし危険なこと。

なので、試験に出題されている建築物は、30年間分くらいは頭には入っているのですが、まぁ、少し前の私には解けは出来るけど「まったく興味のない」問題でした。

興味がなかった理由

 

  1. なんで、過去の建物を知らないといけなんだ・・・めんどくさっ
  2. 設計者と建物を知ったところで何なん~?
  3. ものすごく古い建物の歴史の順番・・・勉強する意味あるんかなぁ~。
  4. アール・ヌーヴォー・・・いやいやっ、聞いたことあるけど知識としているん?
  5. 世界の図書館とか別に知らんでええんちゃうん~?
  6. 近代建築の5原則・・・それがどうしたん?
  7. リンゴット工場再開発ってもともと自動車工場やったんや・・・ふ~ん、そんなん世界規模で知るかいっ。
  8. 都市の文化って本を書いた人・・・そんなん覚えなあかんのぉ~?
  9. 東大寺南大門の建築様式・・・はぁ~?
  10. 金閣寺・銀閣寺・・・社会のテストかっ!。
建物事例むずかしい

・・・っとまぁ、軽く思いついたまま10個ほど書いてみましたが、きっと以前の私は建物事例の全ての問題に対して、「なんで覚えなあかんねんっ」、「めんどくさいっ」、そんな気持ちを持ちながら、しゃあないから覚えていたけど(笑)。

しゃあないからどうやって覚えていたかと言うと・・・方法は一択っ。

「まるおぼえ」しかないですっ!。

「まるおぼえ」しかないもんだから全ての建物事例においては「ゴロ合わせ」なんかを使って覚えていたという、今ではまぁ、そのゴロ合わせも便利だからいいけど、もったいないことをしたなぁ~っと言う気持ちがあります。

建築士試験を一緒に勉強している仲間の中には、「あっ、そこ行ったしぃ~!」っとか言う人にかなう訳がないですっ。

「百聞は一見にしかず」実際に見た人は最強ですっ!。

そんなんドラえもんのどこでもドアがあれば、私だって(興味がなくても)世界中見に行ってるわぁ~!。

・・・だいたい・・・飛行機怖いから・・・見に行こうっと言う気にもなれないし・・・(泣)。

自己嫌悪

そんな、卑屈さも相まって、「そもそもなんで建物事例なんて建築士試験に出るねんっ!」っとなって、仕方ないから「ゴロ合わせ」で覚えていたあの日・・・。

設備室の大きさ

建物事例の得意・不得意は人それぞれ

さっ、ここまで読んでもらって、きっと「めっちゃ、その気持ちわかるぅ~!」っと共感してくれている人がいてるかなっ?。

今回は、そんな人に対するブログなので、読んでくれている人の中にいてると思って書いています。

「いやいやっ、そこまでは思ってないけど・・・」なんて思っても、少しは共感してくれている人は少なくともいるだろうなぁ~。

建物事例が得意な人は、まったく理解できないでしょうし、むしろ「建築の仕事をする上で建築物に興味がないなんてっ!」っと反感を買いそうですが・・・。

ただっ、ここまで極端じゃなくても「建物事例を興味がなくて勉強する気がない」っと言う人は、実際に私だけではなく存在しています。

だって、そう相談された事は数知れずですもんっ。

「わかるぅ~!、私も嫌いで覚えられへんねん~っ♪」っと同調するだけだと相談してきた意味がないですもんねっ。

だからといって、試験日が迫っている時に相談されたら・・・もう答えは、「まるおぼえ」の一択です。

ただしっ、「過去問題の建物事例」だけねっ。

新規問題まで予想して、手を出していったら無限にあるので、あくまでも「過去問題」。

それしか、アドバイスが出来なかった私だったんですが・・・。

この話しは長くなりそうなので続きますが、今では建物事例が好きになったその経緯の話しを書いていきますね。

まとめ

建物事例が苦手な人は、ゴロ合わせでもなんでもいいので「過去問題」の「まるおぼえ」をしましょう。

まったく勉強しないという選択は、もったいないし危険ですよ。