建物事例に興味を持ったきっかけ
前回のブログの続きです。
急に興味は持ったのは、とてもひょんなことがきっかけでした。
ある日、一級建築士の方ふたりと焼肉屋さんへ。
個室形式のお店だったもんで、まあまあゆっくりと食事をすることのできるお店だったので話しもはずみました。
私以外のふたりがっ(笑)。
内容は、色々な建築家の建物の話しが次から次へと出てきて、その度に詳しくない私にそれぞれがエピソードを交えながら話しをしてくれたので、そこで興味を持ったのです。
もし、その場で「えぇ~!、知らんのぉ~?」とか言われて会話を置いてきぼりされたりしたらきっと、苦手という気持ちになったんでしょうが、「もっと知りたい♪」と言う気持ちにさせてくれた人たちだったんです。
そして、数日後にはこの本を買ったんです。
今までだと買うこともなかった本なんですが、この本でさらに建築家たちの考えとそれらを時代を通じてどう伝えていったのかがわかったんです。
建物事例が建築士の問題に出題される理由
今までは、なんで建築士の試験に出るんだろう?。
意味がないものだと思っていました。
それからというもの、建物事例の問題を30年間分、集めてみて見直しました。
うんっ、確かに出題される理由はあるんだと。
あくまでも個人的な勝手な分析としては。
- その年の建築に関する話題に興味を持っているかどうかを問う問題
- 温故知新という考えを持とうというメッセージ性のような問題
- 今の時代のキーワード「再生」をテーマとする建築物の問題
- 建築史を問う問題
- 超有名な建築物や建築家の問題
このように、マニアックな問題をイジワルで出す訳でもなく、問題作成者の自己満足で出している訳ではないというのは十分に伝わりました。
建物事例はまる覚えではない
建物事例は、まる覚えではなく建物の形状や特徴が頭に浮かぶように勉強するのが一番だと思います。
「興味をもつ」ということはどういうことか。
今は、スマホの普及率も多くなってきて、すぐにスマホなどで検索することができます。
Googleなどのブラウザで検索すると、画像だけの検索も出来たり、YouTubeで検索すると動画も出てきたりします。
少しだけでいいので、苦手な人は苦手と思わず調べてみてください。
そして、建物事例の「雑学」を吸収してみてください。
これが、建物事例がくそ面白くなかった私が興味を持ったきっかけとなった始まりだったんです。
少し遠回りして覚えてみませんか?
まる覚え出来そうなものはまる覚え。
少し、覚えにくいなぁ~っというものは、調べてみるといった少し手間がかかる方法ですが、知れば知るほど面白くなってきましたので「急がば回れ」ですねっ♪。
本当は実際にみることが出来たらいいけど・・・。
面白くなってきたら、今度は実際にその場に行きたいという気持ちがあります。
もっと早くこの気持ちになっていたら・・・。
っと思うのですが、建築物をあらかじめ見にいく時は、出来る限り下調べをしていきます。
まだまだ、建物事例に興味を持って浅いものですから、何がどういいかわからないまま、「ん~っ、なんか雰囲気いいなぁ~」っとしか感じることができません。
下調べをしていくと、「あっ、ここがこうなっているから心地よい空間になっているんだっ!」とか気が付くので、今のところはそういうスタイルで見ています。
今は、建築物を見に行くことがとても楽しくなりました。
今となっては、ずいぶん前のバックナンバーになってしまうのですが、結構ボロボロになるくらいまで大切に読んでいる雑誌なんです。
こうやって情報を収集して、今は時間があまりないけどいつかのんびりと建築物を見に行こうっと思っています。
そして、このブログにも今後も建物事例の記事は書いていきますので、ひとりでも興味がなかった人が興味を持ってくれて、この気持ちを共有してくれると嬉しい限りです。