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今回は、荷重の中でも積載荷重のお話し
積載荷重は、建築士試験では「法規」だけではなく、「構造」でも出題されます。
「法規」は法令集を持ち込みできるので、数値などはその度ごとにチェックしたらいいんだけど、「構造」はある程度数値を覚えておく必要があります。
てことは、基本的には「鉛直の荷重」ということになりますね。
他にも鉛直の荷重で言うと建物自体の「固定荷重」。
あと、雪がたくさん降る多雪区域での「積雪荷重」があって、それら全てまとめたものが地震力を計算する時に必要な重量となるんです。
参考までに、こんな問題が出題されたことがあります。
平成25年度の一級建築士の問題より
一般的な鉄筋コンクリート造の事務所建築物の場合、地震力計算用の地上部分の固定荷重と積載荷重の和は、床面積1㎡辺り10~15kN程度である。
積載荷重は建築基準法で定められています
建築基準法施行令第85条で定められています。
このような数値を用いて構造計算をおこなっていく訳なんですが、構造計算方法はその構造体や規模によって構造計算が異なってきますよね。
その構造計算方法によって、特に積載荷重の値が変わる訳ではありませんっ!。
うんうんっ、だよねぇ~♪。
そんなん建築基準法施行令第85条に書いてないしぃ~♪。
・・・って思っていても、いざ問題として出題されたら「んっ?」てなって疑ってしまった枝があるんです(笑)。
個人的見解ですが・・・どうも試験問題になると疑ってかかってしまいました(笑)。
平成16年度の一級建築士の問題より
構造計算における積載荷重は、保有水平耐力計算を行う場合と限界耐力計算を行う場合とは同じ値を用いることができる。
まぁ、保有水平耐力計算と限界耐力計算の違いは、限界耐力計算は最大変形量を考慮している分、保有水平耐力計算の上のレベルって感じでイメージしてていいかと思うので、「だいたいおんなじかなぁ~♪」ってくらい思っていたらいいかもなんですけどね。
この平成16年度の問題は、この枝の前にすんなり答えることのできる枝、しかも積載荷重の枝があったんで、選択するのは難易度的には低いんですけど、単発で見てしまうとついつい疑ってかかってしまうのは、資格マニアの悪いクセなのかも知れませんね(笑)。
平成16年度の一級建築士の問題より(2)
劇場の客席の積載荷重は、実況に応じて計算しない場合、固定席の場合よりその他の場合の方が小さい。
きっと固定席では収容人数も決まっているけど、その他だったら収容人数に変化があり、たくさんの人数になるかもの想定からだと思いますが。
余談ですが・・・。
大阪ネタなのですが、梅田に「泉の広場」っと言う待ち合わせ場所があるんです。
大阪の人は、ほとんどの人が知っている待ち合わせのメッカであり、「ダンジョンのセーブポイント」と呼ばれて親しまれている場所なんですけどね。
泉の広場の参考画像☞こちらをクリック
・・・いやいやっ、そんな話しをしたい訳じゃなくて・・・(苦笑)。
泉の広場を上がったすぐそばに、「梅田クラブクアトロ」ってライブハウスがあるんです。
元々は、「梅田ピカデリー」って言う映画館だったんじゃなかったっけ?。それとも元々その階はライブハウスだったのかな?。
以前、あんまりライブは行かない方なんですが、ここに行った時に曲がかかるとみんなが一斉にジャンピングをし始めたんですっ!。
床がしなるような感覚があって・・・めっちゃ・・・怖かったぁ~!。
音楽を聴きながら「前は映画館やったから固定席やったけど・・・ライブやからその他なんとちゃうん~!」っとビビってたけど、まぁ自分が心配しなくてもその辺はしっかりとしていると思いますが・・・。
まぁ、そんなこんなで今回からのテーマは「積載荷重」です。
いらんことも書きながら(笑)、しばらくは記事は進んでいきます。