目次
前回の記事の続きのようなものですが
構造力学が苦手な方は、こうやって勉強しましょうねっと言う記事を書いたのですが、今回は、一級建築士と二級建築士の構造力学の範囲を書いていきますね。
構造力学って得意不得意が分かれる項目
ホンマに構造力学が苦手だった話しは前回にさせてもらいました。
資格学校に行ってて、グループ学習と言うものがあって、受験者同士で教え合ったりするんですが、どうにもこうにも他の人たちとの会話はついていけず、さらに問題の解説でないような他の解法で解いたみたいな会話が飛び交うと、もぉここにはいてはいけない世界にいるようで、「建築士の試験受けるんやぁめた!」っと思ってしまったんです。
資格ガッコでの最初の模擬試験なんて、10問中当たったのは1問っ!ホンマ、言葉通り「当たった」っていう表現が正しいかもっていうくらいわからなさすぎた(笑)。
けど今は逆に、構造力学は得意ですよ。他の単純暗記の科目よりずっと楽しいですもん。
ただしっかり二級建築士の勉強の時にちゃんと勉強しておけばとは思いました。
(もし二級建築士受験の人が読んでいれば勉強しておきやぁ~っと言いたいっ)
二級建築士と一級建築士の構造力学の違い
二級建築士と1級建築士の構造力学の範囲の違いをざっくり簡単にひとことで書くとするならば…。
不静定構造物が出題されるのは一級建築士
二級建築士・・・静定構造物+その他(座屈荷重とか)
一級建築士・・・静定構造物+不静定構造物+その他(座屈荷重・崩壊荷重とか)
すなわち、判別式=N+S+Rー2Kの結果が0になるものは静定構造物でつり合い式が利用でき、プラスになるものは不静定構造物となり、それぞれの構造物での解法が違うので、何とか切り口を見つけて解放していくという事(ざっくりでごめんなさいっ)
二級建築士も一級建築士も、どれが静定構造物ですかみたいな判別する問題は、本試験でも出題されているのですが、どちらかと言うと二級建築士は雰囲気で答えることができ、一級建築士は判別式を使っていく問題になっているかな。
応力度の組み合わせが出題されるのは一級建築士(※注)
応力度でも、単発で聞かれるのが二級建築士、応力度の組み合わせが出るのが一級建築士って感じですね。
※注)実は、最近は二級建築士も応力度の組み合わせが出題されています。
トラスの問題は難易度が低いのは一級建築士!?
トラスに関しては同じ年の本試験でも、二級建築士の方一級建築士よりも難しかったやんって言う年もあるくらい構造力学ってさほど変わらないんです。
そりゃ、確かに一級建築士には「崩壊荷重」とか「仮想仕事の原理」とかの問題はありますから二級建築士では、トラスをあの手この手で応用をきかせて出題されています。
こうやって、二級建築士の方が問題のレベルが高いのが、思いつくのがあと2つありますね。
それは、「法規の高さ制限」と「木造関係」の問題です。
ましてや、平成30年度の一級建築士の施工の試験では、ちょっと二級建築士の施工を勉強しててもよかったかなっと、あくまでも「個人的見解」ですが、思ってしまいました。
構造力学は楽しいですよ♪
♪(音符つけても…楽しくならない…か…(苦笑)。
わかってしまえば、一級建築士で
二級建築士、一級建築士ともに構造力学は点数かせぎのところです。
苦手意識を持たないで、苦手な人は「構造力学は楽しい♪」と音符をつけながら、自己暗示をかけて勉強してみましょうね。
そして、わからなかったらすぐに解答をみて…それでもわからなかったら、同じ受験者かわかりそうな人に聞いてみましょう!
わかった時の「♪」は、嬉しいものですよっ♪