令和元年度の一級建築士学科を自分勝手に分析しています。
初めて読む人は、こちらも読んでおいてくださいね。
※本試験の問題は差し控えさせていただきますね。
目次
施工_№16(レベルA)
防水工事に関する問題でした。
個人的には・・・何聞いてくるねんっ?と割と苦手意識もある分野なのですが、解答枝は、割と比較的答えやすい過去問題でしたので、ホッとしました(笑)。
一級建築士試験の平成25年度の問題より
アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーを刷毛でむらなく均一となるように塗布した後、15分程度の時間をおいて、直ちに一層目のアスファルトルーフィングを張り付けた。
15分って・・・。
たぶん、何かの接着剤系のオーブンタイムと引っかけてるんだろうなぁ~。
実際は、8時間くらいなんで、翌日からの施工がいいかと思いますので、この問題は誤りの枝となります。
施工_№17(レベルB)
石とタイル工事に関する問題でした。
消去法でも少し難しかったかもなぁ~。
解答枝は、ずっと昔に出題されたような記憶があるような、ないような・・・。
知識としてワンポイントだけ書いておきますね。
【外壁乾式工法】(公共建築工事標準仕様書より)
石材の取付において、シーリング材の目地寸法は、幅・深さともに8mm以上とする。
本試験では、数値が5mmと出題されていたので、誤りの枝となりました。
施工_№18(レベルB)
金属工事・ガラス工事に関する問題でした。
一応、1問ですが過去問題を載せておきますが、この問題の周辺知識が問われた内容でした。
一級建築士試験の平成19年度の問題より
鋼製天井下地において、天井に段違いがある箇所の振れ止め補強については、野縁受と同じ部材を用いて、段違い部分の野縁受又はスタッドに溶接で固定した。
こちらは、正しい枝です。
本試験の問題は、周辺知識として数値を問われていました。
施工_№19(レベルA)
内外装に関する問題でした。
まずは、過去問題から。
一級建築士試験の平成21年度の問題より
夏期に施工するコンクリート下地への塗装工事において、素地調整を行うことができる乾燥期間の目安は、コンクリートの材齢で21日以上とした。
うんうん、これは正しい枝となります。
夏期は、21日。
では、冬期は・・・???。
それが、今年の問題で問われました。
施工_№20(レベルA)
設備に関する問題でした。
こちらは、過去問題と同じ問題が出題されていたので、正答率が高かったんではないかなぁ~。
一級建築士試験の平成25年度の問題より
配管の埋設工事において、給水管と排水管が平行する部分については、両配管の水平実間隔を300mmとし、給水管を排水管の上方に埋設した。
どこが間違えているか・・・それは、水平実間隔は、300mmではなく500mm以上となります。
施工_№21(レベルA)
その他の各種工事に関する問題。
一級建築士試験の平成21年度の問題より
室内の改修工事において天井に設ける点検口の取付けに当たって、既存の軽量鉄骨天井下地の野縁及び野縁受を溶断し、その開口部の補強を行った。
溶断・・・したらあかんてぇ~!。
て事で、こちらは誤りの枝となります。
施工_№22(レベルA)
耐震改修工事に関する問題です。
4枝とも数値が出ていれば、どこか数字が違うんだろうなぁ~っと疑惑の目を持ちながら・・・っと。
一級建築士試験の平成24年度の問題より
開口部がある現場打ち鉄筋コンクリート造の耐震壁の増設工事において、その壁の開口部補強筋の端部の定着をあと施工アンカーによって行うとき、特記がなかったので、埋込み長さが8da(da:アンカー筋の外径)の接着系アンカーを用いた。
こちらは誤りの枝となります。
埋込長さは、もう少し長くないと・・・。
じゃ、じゃあ、10daだったらどう?。
って言うのが、本年度の問題っ。
正解は、もう一声の「11da」が正解となりますっ!。
施工_№23(レベルA)
こちらは、改修工事に関する問題でした。
解答枝は、アスファルト防水の改修工事でした。
先に、過去問題を載せておきますね。
一級建築士試験の平成28年度の問題より
保護アスファルト工法における陸屋根の保護層を残し改修用ルーフドレンを設けない防水改修工事において、既存ルーフドレンの周囲の既存防水層の処理に当たっては、既存ルーフドレン端部から500mm程度の範囲の既存保護層を四角形に撤去した後、既存ルーフドレン端部から300mm程度の範囲の既存防水層を四角形に撤去した。
ちょっと、長文だけどこちらは正しい枝っ。
よくよく読んでみると・・・ルーフドレンの周囲は、既存保護層を撤去してるねぇ~。
こういうところが防水の弱点になるから、古いのはちゃんと撤去しようっていうことだろうねっ。
よしっ!、今回はここまでで。
・・・あとっ、2問だけなのに(笑)。