計画

令和元年度一級建築士学科を自分勝手に分析してみることにした(計画_05)

令和元年本試験分析計画5

最初に

令和元年度の一級建築士学科を自分勝手に分析しています。

初めて読む人は、こちらも読んでおいてくださいね。

本試験分析プロローグ
令和元年度一級建築士学科を自分勝手に分析してみることにした令和元年度一級建築士学科を自分勝手に分析してみることにした これから先の記事を読む前の注意点 勝手に解いているだけなので...

※本試験の問題は差し控えさせていただきますね

計画_№15(レベルA)

木材を活用した建築物の問題でした。

正解の枝は答えやすいと言うか他の枝は新規問題やからなぁ~。

出題された建築物は、三重県鳥羽市にある「海の博物館」。

海の博物館2 海の博物館

何となくクジラの中にいてるイメージかと思っていたのですが、本当は舟をひっくり返したようなイメージだったみたいです。

一級建築士試験の平成14年度の問題より

海の博物館(三重県)・・・プレキャストコンクリートや瓦屋根を採用する等、地域性を踏まえながら、性能、コスト、耐久性を検討し、「収蔵品のための空間」を実現している。

こちらは正しい枝となります。

計画_№16(レベルA)

病院に関する問題でした

なんかものすごく大きい数字での出題だったんで、「どうしたん?」って思ってしまいました。

・・・何かと引っかけたかったのかも知れませんが、わからん・・・。

一級建築士試験の平成14年度の問題より

400床の一般的な総合病院の計画に当たり、産科と小児科の1看護単位をそれぞれ50床に設定した。

これは誤りの枝となります。

通常の内科とか外科の一般病棟であれば40~50床としますが、産科病棟とか小児科病棟となれば30床となり、一般病棟よりも少なくして看護が行き届くようにします。

計画_№17(レベルA)

令和元年の製図の課題は「美術館の分館」。

そして、令和元年にプリツカー賞受賞したのは「磯崎新」氏。

ふたつの要素を掛け合わせて「ロサンゼルス現代美術館」だねぇ~なんて、話してたのですが、正しい枝では出題されていました。

そして、個人的に大好きな「坂茂」氏の「アスペン美術館」がでました。

やっと、坂茂氏の作品が出題されましたっ!。

出題されたけど・・・。

・・・それっ、誤りの枝やんっ!。

・・・その美術館・・・ちゃうやつやんっ!。

ていうような気持ちになっちゃいました(泣)。

泣く

やっぱり、建物事例は新規予想より過去問題が大事ですね・・・。

良かったら坂茂氏のアスペン美術館の参考サイトを載せておきます。

一級建築士試験の平成14年度の問題より

グッゲンハイム美術館・・・フランク・ロイド・ライトによって設計された美術館で、吹抜けに面した螺旋状の展示空間が特徴である。

これは正しい枝ですね。

計画_№18(レベルA)

設計・工事監理に関する問題でした。

何となく新規問題があっても、イマジネーションを膨らませて解くぞぉ~っ!と意気込んでしまうジャンルですが、今回は正答枝が全く同じ過去問っとなっていたので、ラッキーな感じでした。

一級建築士試験の平成22年度の問題より

建築士法に定められた、設計又は工事監理の契約を締結する際に行う重要事項(業務の内容及びその履行に関する事項)の説明等は、管理建築士以外の建築士が行ってはらない。

法令集では、建築士法第24条の7第1項に定められています。

計画_№19(レベルA)

最初にパッと見た時の感想・・・全部、正しいやん~っ!。

っとなってしまいました。

建築士法

4枝とも全て過去問ベース。

どこが間違えてるんだ??・・・って感じでしばらくはうぅ~!っとなって探していました。

正答枝は、過去5年ペースで出題されていた問題。

平成11年・・・平成16年・・・平成21年・・・平成26年は・・・出ないのかよっ!。

そして、令和元年(平成31年)は、出題されていました。

少し古い問題にはなりますが、平成11年度には全く同じ問題が出題されています。

一級建築士試験の平成11年度の問題より

窓・出入口等の開口部によるコンクリートの欠除は、建具類等の開口部の内法寸法とコンクリートの厚さとによる体積とし、1か所当たりの開口部の体積が0.5㎥以下の場合は、コンクリートの欠除はないものとみなす。

サク
サク
体積が0.5㎥以下ではなくて、見付面積が0.5㎡以下だよっ♪。

と言う訳で、こちらは誤りの枝でした。

計画_№20(レベルA)

これは、近々出題される内容かと思っていましたので以前にブログを書いていました。

https://itsunaru.com/%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%99%e3%83%83%e3%83%88%ef%bc%93%e6%96%87%e5%ad%97%e3%81%8c%e3%81%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e3%81%84%e3%81%ae%e3%83%9e%e3%83%8d%e3%82%b8%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88/

主語が誤っていたのですが、その主語も過去問ベースだったので、前の枝にある新規問題に惑わされなかったら、解けたと思うんです。

一級建築士試験の平成23年度の問題より

PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)は、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して、公共施設等の建設、維持管理及び運営を行う手法である。

こちらは正しい枝ですね。

計画のまとめ

今回は、点数を稼ぐ科目になったのではないでしょうか。

まあまあの過去問をこちらでは載せている問題もあるのですが、やはりテキストを中心に行った学習をすればいいんだろうなっと確信しました。

これから一級建築士を受験する方にとっては、高齢者・障がい者等の色々な人にとっての工夫されているところなどを日常でも見ておくといいのかも知れませんね。

あと、反省点とすれば・・・。

自分勝手な分析はあまり当たらないもんだなぁ~っと(笑)。

今まで、建物事例も西日本と東日本の建物事例が半々くらいで出るもんだと思ってたのですが、今回の建物事例は正答枝だけで言うと「奈良県」「大阪府」「三重県」やったもんで・・・(苦笑)。