目次
前回の記事の続きです
まずはこちらから読んでいただき、「基礎」の「基礎」を読んでみてくださいね。
覚えておく要点
前回の記事で、「接地圧くん」が登場し、そして途中でタコになってたのは見ていただけましたでしょうか?
このタコの足がを(σe)で表わしていたのですが、これを「設計用接地圧」と言います。
実際の設置圧の分布は、フーチングの剛性によって一様ではないのですが、接地圧分布を直線と仮定できる場合は、このように表されます。
建築基準法または、各種構造の設計基準(日本建築学会)で定められている許容応力度の値は、部材断面に生じる最大応力度以上としましょうとなっています。
この式の各項目を説明しますね
σe:設計用接地圧(自重と埋め戻しは含めてましたね)
N:圧縮力(こちらも同じく含めてましたね。 N=N’+WF+WS)
A:基礎底面積(フーチング底面が長方形でしたら縦×横です)
fe:許容地耐力度
許容応力度の式を少し変形してみますね。
変形した式からわかること
変形した式からわかることは、許容地耐力度のアップを図るためには、
底面積Aを大きくしてあげるといいですね。
靴底のサイズを大きくすればいいって事ね♪
そうだねっ♪。
また、この底面積を検討するときには、この式のσeもNにも自重も埋め戻しの土の重量も含んでいますので、ここもポイントですね。
底面積が大きい基礎形式の順番は?
べた基礎がやっぱり一番大きくて、小さいのは底面積が最小の独立フーチング基礎となります。
直接基礎の鉛直支持力ってどうやって算定すればいいの?
二級建築士平成28年度からこんな出題がありました
直接基礎の鉛直支持力は、支持力式による方法又は平板載荷試験による方法のいずれかによって算定する。
「支持力式は、室内土質試験や標準貫入試験によるものです」
っと言っても、ここの説明の記事は書いてないので今はサラっと流しててくださいね。
土質による接地圧分布の違いは?
接地圧分布は、基礎の剛性、根入れ深さなどによって異なりますが土質でも異なってきます
- 粘性土では周辺部の接地圧が大きくなる。
- 砂地盤では中央部の接地圧が大きくなる。
砂地盤は中央部が大きくなる…?。周辺力が外に逃げやすいからかなぁ~?
何となくのイメージはつくのだけど、はっきりと説明できなくてごめんなさいっ。
こういったところも覚えておくといいかも知れないかと思い、書いておきますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、前の記事からの続きで書いています。
どちらかというとフーチング基礎をイメージして説明してきましたが、直接基礎での基礎スラブと言えば、フーチング基礎と言えばフーチングですが、べた基礎ではスラブ部分を指します。
そりゃ、べた基礎は底面積がおおきいわなぁ~っとなりますね。
底面積が大きかったら…そうっ!許容地耐力度も大きくなってくれますね♪
その際の自重と埋め戻しの土の重量は…含め…ますっ!
近年の一級建築士試験では、誰にも頼らない基礎スラブの検討なので、自重と埋め戻しの土の重量はは、含め…ないのが出題されていますが、この辺りを理解しておくともう平気ですっ!