コラム

2020年の一級建築士の試験の難易度はどうなるの?(続き)

2020学科難易度予想2

学科の合格率が上がった年の翌年も上がる説(続き)

前回のブログの続きです。

2020学科難易度予想
2020年の一級建築士の試験の難易度はどうなるの?2020年の一級建築士の難易度は? この質問、よくされます。 本当ぉ~によくされます。 で、こんな質問が昨日ありました。 ...

前回は、平成16年度の25%台に引き続き、平成17年度も25%台となって、よっしゃー!、とりあえず学科の難易度は4人にひとりが受かる時代に突入したっ!と思ったら・・・。

建築業界に大きな激震が走ったんですっ!。

それは・・・平成17年11月17日。

ひとりの建築士における「構造計算書偽造問題」。

もぉ~、毎日毎日そのニュースが流れていました。

建築士として大変な事をしてしまったんですね・・・。

その影響かどうかはわかりませんが、翌年の学科合格率は、なんと「10%」。

建物事例むずかしい

個人的見解としては、少なからず「建築士の質」を上げるために、合格率を25%から10%に下げたのかなっと今でも思っています。

余談ですが、平成18年度の構造力学・・・構造の基礎を問われたのでしょうか。

拍子抜けするほど、構造力学は簡単だったと思われます。

それ以降の構造力学は、現在においても難易度が高い問題は出てないように感じています。

話しが脱線してしまいそうなんで一言だけ・・・。

構造力学は苦手意識を持つと・・・モッタイナイですよぉ~♪。

受験資格が変わったから受験人数が増えて合格率が上がる

受験資格が大幅に緩和されたおかげで、今まで実務経験を積んでからの受験を待たずして、受験できる人が増えるかと思われますっ。

目的は、若い建築士を増やしたいからっ!。

これは、前回のブログの冒頭でも書いたんですが、もう少し掘り下げると・・・。

増やしたいけど、建築士の質を落としたくないのであれば、合格率は絞ってくると考えられます。

だけど、あまりにも超ハードモードの問題だったら・・・。

初受験した人が、「こんな難しいんだったら来年・・・いやっ、建築士は・・・いやっ、建築はやぁ~めたっ!」

って思われても、困るかと。

そう考えると、取りやすい問題・・・つまりは過去問題ベースで考えてくるのかなっとも考えてしまいますっ。

結論

こんだけごちゃごちゃ書いたんだけど、一級建築士の学科の合格率が上がるか下がるか聞かれたら「わからんっ!」っと、前回のブログの最初に書いた結論に至る訳です。

ただ、はっきりと言えることだけを最後に結論として書いておきます。

2020年受験の勉強は自分を信じて進めていきましょう

難易度が上がるか下がるかなんて、どれだけの人が強い思いで受けているかでも影響されると思います。

例えばなんですが・・・実務なしで受けれるようになったから受けてみようっと思っている「記念受験」の割合って増えると思いませんか(笑)?。

どの資格試験においてもそう言う人たちは存在しますっ。

そして、そう言う人たちはありがたいことに「平均点を引き下げてくれます」。

つまり、難易度がその人たちのおかげで下がるという事っ♪。

なので、自分自身は2020年度の学科には合格するねんっ!。

この強い気持ちがあれば、絶対に合格するとは言い切れないくらい簡単な資格試験ではないですが、そこそこいいとこまでいくのは間違いないですっ!。

納得

どちらにしても製図がラスボスですっ!

本当の難易度は、製図試験も合わせて結局「何人の人が新しく一級建築士になれたかどうか」が難易度を表していると思います。

要は、パーセントではなく人数の絶対値ということっ!。

令和元年は、この学科が5教科になってから初の20パーセント台の22.8%。

確かにたくさんの人が受かったとは言えます。

令和元年に製図を受験した人が合格する人数によって初めて難易度がわかるのではないでしょうか?。

その答え合わせが出来るのは、12月19日。

いやっ、関東を中心に一部地域の受験した方の発表がまだなんで、答え合わせはまだ少し先になりそうですね。

学科の難易度なんて結局は自分次第

自分が出来る限りの時間を使い、やるべきことをやって後悔がないくらい色々なものを犠牲にして精一杯に挑めばそれでいいと思っています。

2019年、ラグビーのワールドカップが日本で開催されました。

日本代表の選手は、インタビューで「多くの犠牲の上で」とか「たくさんの犠牲を払い」という言葉を言ってたのが印象的でした。

学科の基準点が上がれば、難易度は簡単・・・ではなく、それだけ取りこぼしの出来ない試験となるので、少しのミスも許せませんっ。

そう、考えるとやはり後悔のない勉強をして自分を信じてやるしかないんだと思います。

合格する可能性は、0か100。

資格試験においての自分の可能性は、これしかないんです。

最後に

よくこの質問はされるので、今回はブログでまとめてみた訳なんですが、年の瀬も迫ってきました。

仕事に追われている方、忘年会のお誘いの多い方、色々な事情があるかと思いますが、たいていの人は、ニューイヤーになったら新たな決意をして頑張るものですっ(笑)。

期限の決まっている資格試験、新しい年を迎えてからの決意ではなく、少しでも早く決意するほど、勉強の時間があるかなっと思いながら書いています。

ただ、こうやって書いててひとつだけ個人的に思っていること・・・。

2020年度の学科試験の問題を作る方たち・・・大変だなぁ~っと(笑)。