前前回の記事では「黄金比」の話しまで説明しました。
最後はよくわからん「肉じゃがの黄金比」で終わってしまって失礼しました(苦笑)。
(どうしても書きたかっただけなんです・・・汗)
☞関連記事黄金比の話し
今回は、「黄金比」ではない、「〇〇比」のお話しです。
さっ、いつものように質問から入ります。
では、さっそく質問ですっ!。
ここは、サクラとサクに投げかけてみますね♪。
はいっ、お二人とも小芝居ありがとうございましたっ(笑)。
そうそうっ、この「縦横比」を言いたかったんです。
前々回の記事で書いた「黄金比の縦横比」って覚えています?。
1:1.618
でしたね。
ところがこのA版サイズの縦横比は、少し違って・・・。
1:1.414(√2)
となります。
これを「白銀比」とか「大和比」と言ったりします。
※厳密には「白銀比」はもう少し細かい説明が必要なのですが、ここでは省略しますね。
どの四角がお好き?
では、今度はみなさんに質問です。
この中でどの四角が好きです?。
まったくもって、建築士試験には関係ないのですが・・・(笑)。
- Aは黄金比・・・1:1.618
- Bは白銀比(大和比)・・・1:1.414(√2)
- Cは正方形・・・1:1
実は、黄金比がカッコよく見えるっていう人が多いと前前回の記事では書きましたが、日本人は、BやCの比率が「好き」っと言う割合が多いらしいです。
・・・なぜかっていう理由はあるんですが・・・それはまたの機会に・・・。(話しが広がりすぎちゃうので。)
ミロのビーナスとかモナリザは「黄金比」と言われていますが、日本で生まれたキャラクター・・・例えばアンパンマンとかドラえもんは「白銀比」に近いと言われています。
さっ、建築士試験知識の本題へ(苦笑)
さぁ、2問ほど実際の問題をやってみましょうかぁ~?
一級建築士平成27年度の問題です。
黄金比は、線分AB上に点PをとってAP×AB=PB2となるときのAP:PBをいい、その比は約1.414であり、モデューロールに応用されている。
一応、問題分の前半を表わしてみると・・・。
こんな感じっ♪。(計算途中は、アホやからわからんかったけど・・・)。
ただ後半に「モデュロール」という言葉が出てきています。
モデュロールとは?
ル・コルビュジェが提案したもので、黒い男の人が手をあげていて色んなところが「黄金比」になっているよっというもの。
手書きで書いちゃいました。
良かったらネットででも「モデュロール」と画像検索してみてください。
さすが、フランス人のコルビュジェが提案したものだけあって、この黒い男の人・・・まあまあ背が高いです。(良かったら寸法をチェックしてみてくださいw)
で、要は「体の色んなところが黄金比だからすごいでしょ~♪」って話しなんだと思います。
例えばですが・・・体の色んなところっと書きましたが、小さいとこでそうだなぁ~、指の付け根がA点で、第一関節がP点、そして指の先がB点ですかねぇ~。
そりゃ、もちろん個人差はありますが・・・。
(・・・若干イラストの比率はおかしいですが・・・気になさらずにw)
「人体の各部の寸法比率が黄金比に近い」っと、人差し指を見つめながら覚えてくださいね。(ここ大事ですっ。)
平成30年度の問題できるかな?
では、それらを踏まえての平成30年度一級建築士の問題です。
黄金比は、その比率がもつ安定感から造形美を得るために古くから採用され、人体各部の寸法の比率がこれに近似すると言われている。
「うんっ、きっとこの問題は出来たよねっ♪」
まとめ
【建築士試験としてのまとめ】
- 黄金比は1:1.618
- 紙のサイズは1:1.414(白銀比)
- ひまわりの種や人体とかは自然界のものが黄金比になってるのはやっぱりすごい
- それをモデュロールとして考案したル・コルビュジェはすごい
- 安定の黄金比はなんかかっこいい
【あんまり試験と関係ないまとめ】
- 日本人は、白銀比や正方形を好む人が世界に比べると多い
- アンパンマンとかかわいいキャラも白銀比に近い。
- あっ、書かなかったけどトトロはかなりの白銀比。