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第2回 京都府乙訓郡大山崎町へ-サクラとサクの旅-
セリフの中の赤キーワードは重要、青キーワードは過去に誤り、緑キーワードは画像検索するとわかりやすいよ♪
ちなみにサクラは建築士ではないので、温かい目でお読みください。
では、出発~っ!
サクラ
ホント、どうして毎日毎日こうも暑いのかしら…。
サク
そんな時だからこそ、今日はここにしたんだよ♪
サクラ
ここって誰かのお家?
サク
そうだよっ。ここに住んでた人って建築家でもあるんだけど、環境工学の研究者だったんだ。色々と自分で考えて自分の家を建てたり壊したりして、この家が5回目なんだ。
サクラ
すごいお金持ちだったんだね(驚)!
サク
経済的に裕福なところで生まれ育っているからねぇ~。いいものを見る目も養われていたんだと思うよ。
サク
2回目、3回目、4回目の家を建てる時なんかはその間隔が2年くらいだからすごいよね。
サクラ
うん…なんか携帯の機種変更並みだね…。
サク
日本の風土に合った建物を研究していたから、こんな夏の暑さや湿気に対してもすごく力を注いでいたんだよ
サク
なので、次に建てる時は、こっちの方角にしてみようとか風の方向とかを考えてみて建てたみたいだよ。
サクラ
なんか壮大な計画に思えてきた…。でも納得の出来る建物が出来てよかったね。
サク
そうだね。出来上がった時は、大正から昭和に年号が変わった昭和3年に完成したんだよ。
サクラ
そうなんだぁ~!なんかだんだんと、この人に興味を持ってきたわぁ~!名前は何ていうの?
サク
この建築家の名前は、「藤井厚二」さんだよ。そしてこの建築物の名前は「聴竹居」
サクラ
ちょうちくきょ?
サク
そうそう、竹を聴くところに居ると書いて「ちょうちくきょ」だよ。
サクラ
そう言えば、この建物ってすごく涼しくて快適だね。聴竹居って名前がぴったりだね。いつまでもこう言うところに住めたらいいね。
サク
そうだねっ。ただこの藤井厚二さん、49歳と言う若さで亡くなってしまうんだよ。だけど、きっと幸せな時間が過ごせただろうね。
サクラ
そうだねっ♪。聴竹居の細かいこだわりはあまりわからないけど、この建物ってなんかオシャレだよねぇ~。
サク
フランク・ロイド・ライトと言う建築家の巨匠とも親交があったから、この建物もすごく西洋的なデザインが取り入れられているんだね。
サクラ
すごく落ち着ける空間だね。もう少しゆっくりしていこうね♪
サク
…っと言う事で、聴竹居をパチリっ♪
ぜひ、聴竹居を画像検索してみてくださいね。それから藤井厚二氏も。
サクの建築士試験合格のためのポイント
- 環境工学の研究者であった
- 住宅設計を科学的に行う方法を提案した
まぁ、デザインはゴリゴリの日本住宅ではないですが、機能面に関してはとても日本の風土を研究してらっしゃるんだと思います。
5回目に建てた後には、今までの2回目から4回目のお家のことを書いた「日本の住宅」という本を出しています。
藤井厚二さんってすごいと単純に思ってしまいました。
ちなみに竹中工務店に務めていたようですね。
そしてこの「聴竹居」、2017年に重要文化財指定されています。
一般の人にはあまり知られておらず、知る人ぞ知る存在でしたが、大きく世間に知られようとしています。
それもそのはず、この『聴竹居』が2017年6月についに重要文化財指定されたのです。
また今年には、日本建築学会業績賞も取っていますので、時間が出来た時は、ぜひゆっくりと行ってみるのもいいですね。
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