コラム

二級建築士の製図の心構え(2)

二級製図の心構え2

資格学校に行かれる方は、授業いかがでしたか?

資格学校によっては、どんなスケジュールで勉強が進んでいくのかどうか把握していないので、よくわからずに問いかけています(笑)。

ただ、もう作図の1枚や2枚は書いているはず…ですよねっ。ねっ、ねっ。

答案例をトレースするだけでいいんですっ!

ただ見ているだけでは、スピードは付かないですから。

資格学校に行ってるという環境を利用する

資格学校に行っていると、作図実習の時間があるかと思います。みんなとせぇ~ので書く時間がっ!

ぜひ、一番早く書いてやるっ!っと意気込みが大切です。

たぶん、しばらくはせぇ~ので一斉に書く時間があるので、次回には早く書けるように手が一番止まる図面を練習しておきましょうね。

本試験の日に照準を持って行っても、まだ遠いし見えません。

まずは、次回の授業で「早く書き上げる!」ってことを意識してみてはいかが?

講師の方に「もっと丁寧にゆっくりと書きなさい」っと言われるくらい汚く書いてもそれは自己責任で(笑)。

一式を早く書くという事は、「線に迷いがない」ということです。

これが何の線かわかっていると早く書けます。

そのうち、頭では「次これ書いて、その次これ書いて」と手の方が追い付かなくなるくらいになりますから、そうなったら余裕で時間内に書けますので安心してください。

線の迷いをなくしましょう!

梁のみえがかり

あちこちに外壁とか、エレベーターシャフトや階段に「なんだこの線は?」っという線が見えます。

最初は、真似っこして書いててもいいですが、必ず講師に「これ、なんの線?」って教えてもらっておくと…迷いが消えます。

階段形状

断面図での階高を見てくださいね。どの階も同じで設定していればそれでいいのですが、階高が違うのであれば、階段の段数は変わっていますよ。

そして、各平面図の階段の表記は違いますので、一度目をこらしてみておくていいですよ。

特に3階の階段は、一番低いところにちゃんと腰壁をつけて転落しないようにしていますか?

階段に見える梁の線と手すりの線、どれが何の線か理解すると…迷いが消えます。

寸法線

どうやって書くのが早いのか、自分の書く順番を決めておくといいですよ♪。なんのために寸法を書くのか?

試験ではふたつ意味があると思ってください。

まずは、要求されているから書くと言う寸法線。そしてもうひとつは試験官が面積チェックしやすいうように書く寸法線。

一度、ゆっくりでいいので自分の順番を決めて機械化しておくと…迷いが消えます。

設備の大きさ

解答例にテンプレートでも当てて、自分の設備の大きさを固定して決めておくといいですよ。

冷蔵庫の大きさはこのテンプレートで書こうとか、決めておくと…迷いが消えます。

もちろんっ、常識的な大きさでねっ。

小さすぎるダイニングテーブルの椅子とか、アライグマくらいしか洗えない洗面台とかは、もちろん設備に対する知識がないとみられますよ。

アライグマ

まとめ

作図スピードは何枚か一式を書くと、突然早くなりますよ。ほんと最初の数枚がしんどいだけなので、そこは割り切って書いてみてくださいね。

だけど…。

トレースではなく、自分のオリジナルのプランを書きだすころ、また作図スピードは落ちますが、今、トレースを頑張っておくとすごく後々が楽になりますので、頑張ってくださいね。