- 建物事例の予想をしてみた2
前回の記事から引き続きです。
-4-ウィーン経済大学・図書館棟
- 流線形(グニャってしてる)
- シームレス(繋ぎ目なし)の宇宙船みたい
- 設計:ザハ・ハディド
世界の図書館については、平成29年度に出題されているしどうかなぁ~っと思いつつ、近年の一級建築士試験においては、レム・コールハース流行りだしぃ(笑)。
なぜザハさんを書こうとしたかと言うとですねぇ、そのレム・コールハースの建築事務所にザハ・ハディドがいてたと言うのと、2004年には女性で初めてのプリツカー賞受賞した人だし、日本で言うと建築に携わっていない人でも「新国立競技場」の設計に一度は選ばれていたものの莫大な建設費などの問題から白紙撤回になって話題になったのは記憶に新しいと思います。
2015年に、新国立競技場の設計から退き、そして2016年には、女性初のRIBAゴールドメダル受賞をするのですが、その約2か月後には心臓発作で急死してしまうんです。
記憶にあるでしょうか?カブトガニみたいともいわれた新国立競技場案。
ザハ・ハディドは「脱構築主義」とも言われてて、すごくデザインが大胆だったんです。
簡単に言うと、斜めってたり、グニャってなってたり…そんな感じかなっ。
ただ、注目を浴びる割には実現していなかったので、「アンビルトの女王」、つまり未実現の女王と呼び名がついていたんです。
きっと彼女に時代がついていけないほどすごかったんだと思っています。
技術環境が整いだすと、大きいプロジェクトを手掛けるようになったんです。
その中のプロジェクトのひとつがこれっ。
-5-ロンドン・アクアティクス・センター
- 屋内水泳施設
- 流線形の屋根
なんか、ホンマかっこいいわぁ~♪(好みはあるかと思いますが)
こちらは、2012年のロンドンオリンピックで使用されました。
平成30年の試験に出るかどうかはもちろんわからないです。
しかし、今年の製図の課題「健康づくりのためのスポーツ施設」で温水プールがあると発表されています。(学科を受験する前に見たくなかった人はごめんなさいっ)
課題に沿った問題が、学科試験では出るとかいう都市伝説っぽい話しもありますので、信じるか信じないかはアナタ次第です。
しかしザハ・ハディドさん、新国立競技場は「アンビルト」になってとても残念です。ザハさんの未来感のある建築物、とても見たかったです。
-おまけ-レム・コールハース氏
平成27年度と平成29年度で出題されていますね。
まずは、平成27年度の「ネクサスワールド香椎」の中での「レム棟・コールハース棟」の出題。
自分の名前が付く建築物ってすごいですね。
また、平成29年には、30歳半ばに出した著書「錯乱のニューヨーク」が出題されていました。
あっ、グラフィックデザイナーのブルース・マオと競作した「S,M,L,XL+」も有名ですね。
以前、「レム・コールハースの書いた本なんやったっけ?」って聞かれて、大きな声で、「殺戮(さつりく)のニューヨークやでぇ~!」っと、やっすいミステリー小説みたいなタイトルを言っちゃって…ほんますみませんっ!
錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫) [ レム・コールハース ]
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S M L XL+ 現代都市をめぐるエッセイ / 原タイトル:S M L XL (ちくま学芸文庫)[本/雑誌] / レム・コールハース/著 太田佳代子/訳 渡辺佐智江/訳
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