コラム

【相談】4年後に一級建築士を受験する勉強はどうしたらいいの?

勉強の相談

こんな質問がありました。

平成30年12月6日。

この日は、二級建築士試験の製図の合格発表っ。この試験に合格すれば晴れて「二級建築士」ですね。

合格された方は、本当におめでとうございます。

建築士

残念だった方は、めちゃめちゃ悔しいことと思います。

で、二級建築士試験が合格した人からこんなLINE(ライン)が・・・。

「一級建築士の試験勉強っていつから始めた方がいいの?」って。

そ・・・それはね・・・ブログで自分なりにキチンと答えて書くからそれを読んでっと返信しました(笑)。

自分の時の気持ちを重ねてみた

相談があった人は、学歴ではなく実務経験のみでの受験の方。

なので、二級建築士を合格してから「実質5年の実務経験」を経てからの一級建築士試験の受験となります。

まず、何が言いたいかと言いますと・・・。

自分と同じ受験資格っ!なんですっ!。

なので、めっちゃ気持ちがわかるっ!。上手く結論まで持っていけるかどうかわかりませんが、とりあえず正直な気持ちをつらつらと書いてみることにします。

※今回の記事は、受験資格はもちろん、人それぞれの環境の違いや考え方も違いますので、さら~っと読んでもらえればいいかと思います。

二級建築士試験を合格した直後

二級建築士試験の合格がわかった時、ダメだぁ~っと思っていたのでめちゃめちゃ嬉しかったです。

このタナぼたのようなこの資格、大切にしよう!っと思ったもんです。

学歴もなく高校卒業してすぐに建築の仕事をして、実務経験だけで受験したものだから二級建築士だけでも自分にとっては十分すぎるくらいの資格だったです。

・・・と、思っていました。

だけど・・・もしかして・・・一級建築士も取れたらすごいよなぁ~。っとも思ってしまっちゃったんです。

二級建築士となってからしばらくして・・・CADのしすぎで・・・2週間安静の入院っ!。

ベッドで寝てるだけだから、その時に一級建築士の問題集を買ってきてもらって見ていたのを覚えてるので、問題を見た時の気持ちを正直に書いちゃいますっ!。

「結構一級建築士っ、いけんじゃねぇ~♪」っと!。

なんか、問題が読みやすかったんです。まったく別ものの難易度が大きく違う試験とは思えなかったのは記憶しています。

二級建築士を合格してから5年の月日が経ち・・・。

そう思ってからはその後、一切勉強をしていなかったんです。

さぁ~、受けようと思った年に思った気持ち・・・。

「なんじゃ、この難しい問題は???!」

記憶というものは恐ろしいものです。まったく二級建築士で勉強していた知識はなくなっていたんです。

いやっ、本当はそんなに知識はなかったんだと今では思っています。

それよりなにより「いけんじゃねぇ~♪」っと思った自信がなくなっていたのが、今思えばもったいないことしたかなぁ~っと思っています。

一級建築士試験に合格した1年後

誰がなんと言おうと自分自身はいっぱい勉強したと思っています。

資格学校に入って早い時期に「もう一級建築士は難しすぎてあきらめよう!」とも思ったけどやり遂げて良かったと思っています。

そして、合格した翌年に資格学校で知り合った仲間で学科が合格していない仲間に、恩返しの意味も兼ねてボランティアで教えることにしました。

学科を合格してから半年も経たない時に思ったこと。

「法令集を引く手が全く動かない・・・。」

あんなに勉強したのにですよぉ~、製図の勉強も含めて半年も経たないうちにですよぉ~。

ホンマ、教えるわぁ~っと言ったものの大変でした(ホントに)。

「他の学科も知識を呼び起こす脳が固まっている・・・。」

そんな感覚だったと思います。

その後・・・

一級建築士試験に合格してから翌年に「友だちに資格を教えなきゃ」という事を一生懸命にしていたことが功を称して「教える」ことがさらにその翌年から仕事になりました。

もう今では、二級建築士も一級建築士も学科試験に対しては、「わからん~!」とか「難しい~!」という気持ちはありません。

むしろ「わかった時の楽しい気持ち」すらの建築士試験をもう受験しないでいいと言う気楽な気持ちから生まれている感情すらあります(笑)。

自分勝手な考えにはなりますが・・・。

かなり主観の入ったアドバイスになります。

と言うのも、学歴もなかった自分にとって一級建築士の取得は、夢のようなプレゼントをもらったようなものだからです。

建築の仕事をしたくて、知識が欲しくて取得した二級建築士試験が合格した瞬間の喜びというものは、二級建築士というものは、一級建築士の夢のようなプレゼントより現実的で、「よっしゃー!」と嬉しい気持ちが大きかった資格だったと今でも思っています

とは言え・・・とは言えですよぉ~。

「やはり一級建築士資格の取得は嬉しいっ♪」です。

学歴によってはすぐに勉強を始められる方もいてます・・・ホント羨ましいと思います。

ただ二級建築士として4年以上の実務経験(実質5年目)が必要な方は、すこし時間が空いてしまいます。

・・・。

・・・。

・・・と、本当にそう思います?

いやいやっ、思ってるより早く「その日」はやってきますよぉ~!

4年に一度のオリンピックもそんなにビックリするくらい長い間隔でないでしょ?

あっ、もうオリンピックの年かぁ~みたいなっ(笑)。

2020年の東京オリンピックも、もう目の前に来ていますし、2025年の大阪万博も急ピッチで「その日」のためにもう準備が始まっています。

今、何が出来るか・・・

学歴ですぐに一級建築士試験を受験できる方は羨ましいと思っているのですが、ここはポジティブに時間があることを利用して考えましょう。

今、思えば「その日」は意外と早くやってきました。

そして、最初の方に書いたのですが、二級建築士の勉強の知識が残っている時に「一級建築士もいけんじゃねぇ~」っと思ったあの「よくわからん根拠のない自信」ですが、あの気持ちをなくしたのがもったいなかったなぁ~っと思っています。

そんな自分がアドバイスするのなら・・・。

  1. 本屋さんとかどこでもいいので少し一級建築士試験の問題を見て「いけんじゃねぇ~」っと無理やりでもいいので(笑)、自信を持ってポジティブになること
  2. これからの仕事の中で、わからないことがあれば試験を意識して調べてみるとか時事問題に興味を持ってみる。
  3. 建物事例とかの出題が多いので、どんなんが出てるかなぁ~なんて調べてみて実際に遊びがてら見に行ってみる(百聞は一見にしかずですよぉ~)
  4. いざ、勉強しなきゃという時期になったらめっちゃ勉強しなきゃいけないから今のうちにやっておきたいこと遊びたいことを計画して実行しておくのも大事。

とかとか、そんな感じでふわっ~とでいいんでは?と言うのが結論なんですが、最後の最後にまとめを。

まとめ

こういう相談をする方って、たいてい二級建築士をめちゃめちゃ勉強してた人に多いんです。

何も勉強しないことに不安があるんじゃないかなぁ~。

自分の時のように一級建築士を「夢のようなプレゼント」と思わないで「現実的なもの」として気持ちを持っていてください。

このブログもなんですが、なるべく堅苦しいものにしたくなくて日常の中で何となく読めるようなものにしています。

・・・ただどうしても難しい内容に触れないといけなかったり、文章力のなさで小難しいものになってる時もありますが(苦笑)。

この質問をしてくれた人が一級建築士を受験する時期になるまでももちろん、このブログを今後も続けていくつもりにはしています。

なので、たまにこのブログをのぞくって言うのも「建築士試験」をプレッシャーにならない程度に長期間意識しておくことができるのではないかなぁ~。

と言う訳で・・・。

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・・・って、最後は宣伝かいっ!(笑)。

建築士ブログ

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自分もちゃんと「ブログを継続できるように」こうやってプレッシャーをかけてこれからも頑張っていきますのでっ♪。