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鉄筋コンクリートのスラブ厚は原則、建築基準法
今回のブログテーマは、「RCのコンクリートのスラブ厚さ」。
この内容は、二級建築士でも一級建築士でも出題されるんだけど、どちらもそんなに差異はない出題なので暗記項目ですが、覚えちゃいましょうね。
まずは、建築基準法施行令第77条の2第1項第一号を見てみましょうね。
建築基準法施行令第77条の2第1項第一号
厚さは、8cm以上とし、かつ、短辺方向における有効引張り間長さの1/40以上とすること。
まずは、この内容からの問題をしてみますかぁ~。
一級建築士試験の平成25年度の問題より
一辺が4mの正方形床スラブの厚さを、スパンの1/25とした。
この問題を建築基準法施行令第77条の2第1項第一号に照らし合わせると、正しい枝となりますね。
言うても、1/40以上やから1/25やねんから余裕でイケんじゃんっ♪。って感じですねっ。
そこで・・・。
もう少し、知識を広げていきましょうね。
使用上の支障防止の確認
「使用上の支障防止の確認」なんですが、薬とかでも「使用上の注意をなんちゃらかんちゃら」ってありますよね。
あんな感じっ(ざっくり)。
要は、実際に使ってみて(使用上)の変な感じ(支障)が出ないようにするため(防止)の確認ってことですね。
2つの事をイメージするといいかなっ。
①弾性たわみを小さくしましょう
昔、ライブ会場に行ったんです。
梅田クラブクアトロ(CLUB QUATTRO)って言うところなんですが、元々は映画館なんですが、現在はオールスタンディングの700人入る会場。
オールスタンディングでのライブでのお客さんがジッとしている訳はないっ。
初めて行った時は、自分だけがジッと床に足をつけた状態だと、床がボワンボワンして超怖いのってなんのって・・・。
元々映画館やから・・・積載荷重が・・・なんてこと考えてたんですが、きっとそんなことも考慮してライブハウスに変えたんで大丈夫なんでしょうが、本当に怖かった。
なので・・・。
床の鉛直方向の弾性たわみは小さくした方がボワンボワンしなくていいよなぁ~。
いくら大丈夫でも、弾性たわみの大きいトランポリンのような床だったら、使用上の支障がありますもんね。
②固有振動数が10Hz以下には注意しましょう
二級建築士では「計画」、「環境」で出てくるジャンルなんですが、人間の聞こえる音は何Hzから何Hzでしたっけ?。
ちょっと実際に問題をやってみましょう。
二級建築士試験の平成27年度の問題より
20歳前後の正常な聴力を持つ人が知覚可能な音の周波数の範囲は、20~20000Hz程度である。
こちらは正しい枝となるので、そのまま覚えておくといいですね。
歳をとっていくと、今度は高い音(モスキート音)が聞き取りにくくなるのも覚えておくと・・・。
耳の聴力低下って20歳代から落ちて・・・あかんっ、縁起悪い言い方だった・・・低下していくようで・・・このサイトでチェックできるんだけど・・・ホンマ聞こえへん・・・。
なのに・・・床スラブでは人間の聴力では聞こえない「10Hz以下」は要注意なんです。
なんでだろうなぁ~。
っと、思っている方っ!。
今回のブログはここまでになります。
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