拝啓、レム・コールハース様
(今回はお手紙風に記事を書いています)
あなたの事は、実は建築建物に疎いもので、1級建築士の学科試験の中でしか存じていませんでした。
本当はオランダではめっちゃ有名な人だったんですね。
しかも、73歳になったという事でしたが、レム・コールハース様はすごくイケメンなので、ずっと若いのかと思っていたのでビックリしました
初めて1級建築士の試験で登場したのは、平成27年の問題でしたね。
この年の問題は色んな建築家さんが力を合わせて、ひとつのプロジェクトで設計したという集合住宅の問題でしたね。
あっ…「用賀Aフラット」については、早川邦彦氏が単独で設計したメゾネット形式の賃貸住宅でしたが、デザイナーさんやクリエーターさんの入居する限定で間仕切りのない高い空間のお部屋や中庭の地下には多目的ホールがあったりの、ある意味この枝も登場人物が多い枝でしたね。
その中での枝で「ネクサスワールド」は磯崎新氏のプロデュースのもと、6名の建築家達が携わって、しかも設計した人の名前が棟の名になってるという設計者冥利につきる話しで、とても羨ましい限りです。
おかげでレム・コールハース様の名前もそこで知ったわけですが、道路をはさんで2棟建てられたので「レム棟」と「コールハース棟」になったんですね。
このサイトで言うと「サクラ棟」と「サク棟」みたいな…ん~っ、やっぱり羨ましいです。
分譲集合住宅だったので、申し込みでレム・コールハース様の物件がとても人気だったと聞いています。接地型のメゾネット形式(2層)とトリプレックス(3層)、自分だったらどっちに申し込んでたでしょうね。
いまどきの長屋っていう雰囲気で、黒い石の外壁で開口部があまりなく重量感たっぷりの迫力がある建物で、どこがバルコニー?とか採光は?っと思いましたが、各住戸にある中庭がライトウェルとなり、合わせて吹き抜けを設けることで、通風も採光も取ってるいる訳なんですね。
さすがですっ。
大阪に住んでいるもので福岡まで見に行くには遠いですが、機会があれば他の建築家さん達の棟も含めてぜひ見に行ってみたいと思います。
6人中5人が外国人というこのプロジョクトはまさしく「ネクサスワールド(世界の結びつき)」ですね、ぜひともスケール感を味わってみたいと思います。
そして、すごい方だと1級建築士試験の中ではチェックしていたのですが、デビュー作の本まではチェックしていなかったです。
「錯乱のニューヨーク」。
建築家でありながら、都市計画家だったんですね。
ニューヨークのマンハッタンの超高層建築物群がどうやって形成されていったかみたいなことが書いてあって、それらを「マンハッタニズム」と定義してみたいな…少し全体的に読んでみたのですが…大変難しかったです。
でも後に都市計画を学ぶ者からすると必読書になっているようですので、それだから29年の1級建築士の試験に出たのも納得できます。
今のとこ、奇数年にしか試験問題に出てきていませんので、平成30年度は出題されませんでしたが、これからのご活躍を期待しております。
(あ、ネクサスワールドに関しての記述は24年にも出題されていましたねっ)
まとめ
個人的にレム・コールハース氏がなんとなくですが、好きなんです。
ちょっと、手紙風に試験に出題された範囲を書いてみました。
少しだけなんですが、以前にちょっと触れている記事もありますので、そちらも載せておきます。
平成30年度の試験で出ないかなぁ~っと予想したものですが…その記事から出なかった…。
少し読んでいても損はないと思いますので、お時間がある時にでもどうぞ♪
あっ、後は過去問題を実際に解いてみて確認しておいてくださいね。