令和元年度の一級建築士学科を自分勝手に分析しています。
初めて読む人は、こちらも読んでおいてくださいね。
※本試験の問題は差し控えさせていただきますね。
さっ、今回から鉄骨造に入っていきますね。
目次
構造_№15(レベルA)
鉄骨構造のまずは第1問目っ。
割と長めの文が4枝ともになっているし、パッとみぃ~なんですが、ただでさえ構造の文章問題は漢字が多いのに、特にこの問題は漢字が多いっ!。
「建築構造用圧延鋼材」なんて、漢字9文字並んでるやん~!。
って、そんなとこが目についた訳ですが、キチンと問題に向き合ってみると・・・。
解答枝は、漢字のところがポイントではなく数字だったかぁ~(笑)。
んな事を考えていつも問題を解いていますので、一応心の声を書いてみた。
解答枝は、過去問レベルの問題でした。
一級建築士試験の平成18年度の問題より
H形断面の梁の変形能力の確保において、梁の長さ及び部材断面が同じであれば、等間隔に配置した横補剛の必要箇所数は、SM490の場合の箇所数のほうが、SS400の場合の箇所数以上となる。
こちらは、正しい枝となります。
梁全長にわたって均等間隔で横補剛を設ける場合・・・っと前置きはあると、炭素鋼の級によって、箇所数の計算式が変わるんです。
よって、SM490級炭素鋼の方が、SS400級炭素鋼よりも多くなるんです。
なので、令和元年の本試験の解答枝を見ると・・・。
・・・減っとるやん~!。
ってなことで、誤りの枝となった訳です。
ねっ、いっぱい勉強して漢字いっぱいの問題でも向き合えば、解答は見えてくるもんですねっ(たぶんねっ)。
そして・・・。
2年連続で本試験では、「SN400B vs SN490B」での問題が出題されているってところや、さらにその枝が解答枝になっているところも、試験においての面白いところ・・・あっ、いやっ、不思議なところだなぁ~っと思ってしまいました(笑)。
構造_№16(レベルA)
前回のブログにも書いたのですが、なかなかの試験テクニックなので、大切な事はもう一度書きます。
(たいていのものは)「比は小さいほどいいことがある説」を唱えています(笑)。
ここにも、この説で解ける解答枝がありました。
一級建築士試験の平成27年度の問題より
柱の限界細長比は、基準強度Fが大きいほど小さくなる。
うんうんっ、これは正しい枝ですっ。
構造_№17(レベルA)
この問題は、比較的読みやすかったかなぁ~。
解答枝は、過去問題で同じような問題が誤りの枝として出題されていました。
一級建築士試験の平成14年度の問題より
溶接継目ののど断面の長期応力に対する許容応力度は、異種鋼材の溶接の場合、接合される母材の許容応力度のうち、大きいほうの値とした。
異種鋼材を溶接する場合は、接合される母材の許容応力度のうち、小さい方の値としますので、誤りの枝となります。
構造_№18(レベルA)
さっ、鉄骨造の問題のラストとなりますっ!。
この問題は、鉄骨造の耐震計算におけるルートの問題。
個人的には、RC造より考え方が試験的にはシンプルな気がするので嫌いではないです。
ただなぁ~。
このブログの時に、書いておけば良かったと反省っ。
書こうかどうしようか迷ったのを覚えています。
今回の解答枝の内容は、「まいどまいど」っと言うくらい最近はちょこちょこ顔を出している問題。
去年もその前の年もそしてその前も・・・。
その中でも、かなりそっくりさんな問題を載せておきますね。
一級建築士試験の平成26年度の問題より
「耐震計算ルート1-1及び1-2」では、標準せん断力係数Coを0.2として地震力の算定を行う。
鉄骨造における耐震計算ルート1の標準せん断力係数は・・・0.3。
なので、この問題は誤りとなります。
とりあえず今回はここまで
いらんこと書いているから(笑)、ほどほど長くなったので今回はここまで。
このあとは、地盤・基礎の問題が3問ほど続いていくことになります。