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一級建築士試験も二級建築士試験も構造と施工から出題されます
まぁ~っ、よく出ますっ!構造でも施工でもっ。一級建築士試験を受ける方は、出来ればこの範囲は構造と施工のテキストも問題集も一度チェックし、知識をコラボさせておくほうが頭ん中が整理しやすいかと思います。
二級建築士試験を受ける方は、「標準貫入試験でN値がわかって、そのN値は砂と粘土ではどっちか許容応力度は大きいの?」って言うのが構造と施工を合わせた知識です。一級建築士よりで書きますが、ひと通り目を通してもらうことをおすすめします。
それから…構造と施工を合わせて一級建築士試験においてこのN値系の問題が2年続けて出題されなかったことはないんです。
ちなみに平成29年度(去年)は、出題されていませんけどねっ♪。
覚えておく要点
N値とは何?
質量63.5±0.5kgのドライブハンマーを76±1cm…ん~っ、めんどくさいっ!
ガンガンと試料採取器(サンプラー)を30cm打込むまでに何回ガンガンしたかの回数をN値といいます。
もし、土が固くていつまでガンガンしても30cm入らなかったら?
その時は、諦めるんだよっ(特に必要のないかぎり)50回で。
一級建築士平成17年度からの出題です。
ひよう標準貫入試験の本打ちにおいて、累計貫入量が30cm未満で打撃階数が50回に達した場合、N値を50以上とし、そのときの累計貫入量を測定した。
どうやってN値を調べるの?
ここが二級建築士の定番問題です。「N値」と言えば「標準貫入試験」です。さっきめんどくさくなって書かなかった「ガンガン」する試験です。
同じN値の砂と粘土の許容応力度はどっちが大きい?
これっ!よく出ます!
例えば同じN値10程度でも
- 砂質土地盤:緩い状態
- 粘性土地盤:しっかりとした地盤
となります。
なので、許容応力度は粘性土地盤の方が大きいと言えます。
あれっ?どっかでなんか聞いたことのある話しが…???
うんっ、砂質土地盤のN値がおおむね15以下だと気を付けることは?
あっ、わかった!液状化現象だぁ~!
N値が大きくなるほどどうなっていくの?
砂質土地盤の場合
砂質度地盤のN値が大きくなるほど、とても自立した固い地盤だということが言えますので、「内部摩擦角」が大きくなります。
粘性土地盤の場合
粘性土地盤のN値が大きくなるほど、「粘着力」が大きくなります。
N値から推定される主要項目は?
砂では色々なことがわかるんだけど、粘土は固いか柔らかいかぐらいしかわからないんです(実際は頑張ればわからんこともないけど…。)
ん~っ、もう少し、詳しく書いてくださいっ♪
つまりは…。
- 砂質土地盤では…相対密度・変形係数・動的性質がわかります
- 粘性土地盤では…硬軟の程度・一軸圧縮強さがわかります
…。
…(もひとつわかってないな…。)
ではでは、施工における一級建築士平成14年度からの出題です
敷地の地盤が粘性土であったので、標準貫入試験によりもとめられたN値から相対密度、変形係数及び動的性質を推定した。
あっ!これわかったぁ~!色々なことがわかるんは砂質土地盤だった!
そうそう♪
まとめ
まとめとしては、一級建築士も二級建築士も一度、構造と施工の知識内容をまとめてみましょう!頭の中の記憶が圧縮された感じになりますよ。
おまけ
調べた訳ではないですが、N値の「N」は自然数(natural number)の「N」かなっと。
自然数は1から始まる数字なので(0から始まると言われてる定義もありますが)、「N」はそういう意味かなぁ~っと思いました…たぶんですが…。