目次
熱の移動の3つめ(前回の記事の続き)
・・・さぁ~、どうでしょうかねぇ~(笑)。
しっかりと地球さんの悩みを理解してあげれるようにに、ゆっくりと書いていきますね。
では、前回の記事の続きの「熱の移動の3つめ」の「熱放射(輻射)」です。
前回の記事☞熱の伝わり方
③熱放射
イメージとしては、「たき火」とか「電子レンジ」かなぁ~。
熱放射とは、物体から熱エネルギーが電磁波という形で熱が伝わる現象のこと。
触れていなくても熱が伝わるということ。
そして!
熱放射の一番イメージしやすいのが・・・。
て事は・・・。
大気圏外から暖かい光を届けてくれている太陽さんをイメージすると・・・。
空気がなくても(真空中)でも熱が伝わることなんです!。
さっ、それでは1問やってみましょうか♪。
二級建築士の平成24年度の問題です
中空層において、内部が真空であっても、放射によって熱移動が生じる。
ですよねぇ~。
このパターンは、二級建築士ではよく出てくるのでぜひ覚えておきましょうね。
ちなみに一級建築士ではこんな問題が出題されたことがあります。
平成19年度の一級建築士の問題
複層ガラスの中空層が完全な真空であると仮定すると、複層ガラスの熱貫流率は、0となる。
という事で、この枝は誤りの枝でした。
太陽光線のお話し
熱放射とは、物体から熱エネルギーが電磁波という形で熱が伝わる現象のこと。
っと、さきほど書きましたが、太陽光線の電磁波はその波長によって主に3つの波長に分類されます。
- 紫外線
- 可視光線
- 赤外線
に分かれてくるんです。
この虹の色を見てください。
国によって、分類の数は多少違うのですが、日本で一般的には7色で表されます。
色で表すと「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」となり、光のスペクトルともいうんですが、建築士試験的には、実際に人間が見える色「可視光線」と言います。
イラストで言う、一番内側の色「紫」は、可視光線の中で波長が短く、それよりも短い波長を「紫外線」といい、可視光線の中で波長が長い「赤」よりも長い波長のものを「赤外線」と言います。
紫外線って・・・。
天気のいい時に、ベランダでふとんを干したりしますよね。
これって、紫外線の「殺菌作用」を利用しているんです。
他にも、家具が日が当たるところだけ日に焼けてしまって色が変わってします「退色作用」があったり、紫外線には「化学的作用」があるんで、「化学線」とも呼ばれています。
余談ですが、紫外線って英語では「ultraviolet」(アルトラビオレット)とも呼ばれていいるので、化粧品で「UVカット」って言われていますね。
赤外線って・・・。
赤外線ヒーターとか炭火焼きとか・・・あっコタツとかが赤外線のイメージではないかな?。
このように赤外線は「熱作用」が強いんです。
なので「熱線」とも呼ばれていて、「熱線ヒーター」とかって言葉がありますよね。
建築士の試験的には「熱線吸収ガラス」とか「熱線反射ガラス」という言葉が出題されていますね。
でも!。
間違えないでほしいのは、赤外線が熱作用が特に強いってことで、実際には・・・。
紫外線・可視光線・赤外線の全波長域の放射エネルギーは熱効果があるということ。
これらのことも覚えておくと試験的には、他のジャンルでも理解がしやすくなりますのでぜひ♪。
まとめ
そうなのっ、なのでもう少し待っててね♪。
そうなんですよっ、本当にありがたいっ♪。
建築士の試験的には、出題されていないけど紫外線より波長が短いX線やガンマ線、赤外線より長い電波など様々な光線は暮らしに利用されているんです。
こうやってインターネットを使って記事を読んでもらえるのも太陽さんのおかげなんですね。
次の記事☞「地球環境_03」地球への熱の伝わり方」