※このブログは、2018年6月21日に書いたものです。
目次
二級建築士試験までのカウントダウンが始まりました。
注※一級建築士試験を受験の勉強方法とは少し異なると自分自身は思っていますので、最後のおまけで少しだけ書いておきます。
この記事をタイムリーに見ている二級建築士試験受験の方、いよいよラストスパートになりました。
終末の日曜日がお仕事の休みの方も今度の日曜日が、しっかりと勉強できる最後と日となりましたね。
どの科目も大切ですが、「施工」はしっかりと勉強できていますか?
他の科目よりも勉強量が手薄になっているようでしたら、施工の過去問ベースの知識は抑えておいてくださいね。
施工の勉強の大切さ
どうしても全体的に、勉強量を文字の大きさで表すと…。
計画
法規
構造
施工
っとなっている傾向があります。
施工がもしも、一番初めに行う試験の科目が計画ではなく施工だったとしたら、もっと点数が伸びていると思います。
特に、お仕事で実際に携わっていない人に関しては、想像がつきにくいので、余計に単純暗記になって、億劫かと思います。
しかぁ~しっ!
そうは言ってられませんっ。その日(7月1日)は、確実に近づいています。
出題の傾向
施工は、「新規問題」が出題されやすいです。
これは計画にも同じことが言えるのですが。
せっかく一生懸命に勉強して総合得点が取れても、施工が足切りになってしまったら悔やんでも悔やみきれないと思います。
施工の勉強方法
施工は実務で携わっていないから想像できないからとか、理解しないと覚えれないタイプだからとかなんとかかんとか言ってる時期ではありません。
点数が伸び悩んでいる方は、勉強量の不足が関係しています。
とにかく過去の問題集ベースにアウトプット重視の「量」でカバーしてください。
「キーワード」と「ポイント」を探すのです。そして、覚えるのです。
「量」を積み重ねると見えてくるものは「型」
これだけのものを覚えるのは大変だぁ~っと思わずに、「量」をやってみてください。
何かが見えてきますっ!
「量」をこなすことで同じ書体の問題なのに、キーワードとポイントが強調されたかのように見えてきます。
「学ぶ」という言葉は「真似る」という言葉から来ているらしいです。
とりあえず「型」を身に付け「真似て」いけば、「想像力」がついていき問題がなぜか解けるようになっていきます。
実際に問題を解いてみましょう!
まぁ、こんな熱弁ばかり読んでもらうのも申し訳ないので、3問ほど一緒に問題を解いてみましょう!
二級建築士試験平成28年度からの出題です。(一昨年の問題ですね)
一戸建ての住宅の改装工事に伴って生じた繊維くずは、一般廃棄物に該当する。
(工事に伴って生じた)繊維くずは一般廃棄物ではなくて産業廃棄物なのね。
はぁ~い、覚えましたっ!
サクラ、ちゃんとこの年度に出た他の正しい枝も覚えようね。
同じく、二級建築士試験平成28年度に出題された他の枝をもう1問。
現場事務所内での作業に伴って生じた図面などの紙くずは、一般廃棄物に該当する。
これは正しい枝なんだよ。あくまでも工事に伴って生じた紙屑は産業廃棄物だけど、それ以外は一般廃棄物だと問題集の解説などを読んで理解していてね。
わかったぁ~!つまり、現場事務所で食べてお菓子とかの紙ごみは一般廃棄物ね。
う、うん…そうだね。
と、まぁ~、28年度の問題を2問ほどしてもらいました。
では「工事に伴って生じた、紙くず、繊維くずは産業廃棄物」だと認識したままで、3問目は、翌年の二級建築士平成29年度からの出題です。
一戸建て住宅の新築工事に伴って生じた紙くずを、一般廃棄物として処理した。
このように、一昨年は正しい枝で出題され、次の年には間違いの枝で出題されたりもします。
「過去にこんな問題を出したのだからここまでは知っているだろう」という問題作成者の意図が読み取れますね。
まとめ
正しい枝も大切、問題集の解説も大切だとわかってもらえましたでしょうか?
ただ、もうこの時期に解説が難しかったり、問題のキーワードとポイントが見つけにくい問題に出会ったとしても、次から次へとスピードをつけて解いていきましょう。
少しの時間を見つけて無駄なく勉強しましょう!
割り切りも大切です。
本試験でみんなが出来ている問題は、過去問からの出題です。取りこぼしてしまうのは本当にもったいないです。
ぜひぜひ、カウントダウンが始まっています。今までの努力の成果が出るようにもう一歩先に進みましょうね。
次のステージ(二次試験)が待っていますっ♪。
おまけ(一級建築士試験受験の方へ)
ほとんど持論で書いているので、自分自身に合った勉強方法が一番だと念頭に置きながら読んでくださいね。
一級建築士試験の場合は、「量」に加えてより「質」です。試験まで約1か月となっています。もうこの時点では、お手元の問題集はほとんど解けるよっていうレベルがベストかと思われます。
この「質」を得るには、問題集の解説とテキストです。
問題を解きながら「周辺知識」をつけていってくださいね。