まず、はじめに
平成30年一級建築士学科を自分勝手に分析しています。
初めて読む人は、こちらも読んでおいてくださいね。
計画01(レベルA)
計画の1問目は、だいたいかましてきてくれますねぇ(笑)。
最初の1問は、ドキドキさせてくれるこの一級建築士学科試験。
今回は、問題のビジュアルを見ただけでもドキドキしてしまう問題だったかも知れません。
大体最初の1問目は、「建築士の職責とか業務」「設計手法」からの出題。
今回は、建築士法第2条の2と法第22条の4そして法22条においての虫食い問題で組み合わせの問題。
法第2条の2においては、平成23年度の1問目に出題されているので、すぐに2択で絞れてくるかと思います。
あとは、法21条のと4(信用失墜行為の禁止)と法22条(知識および技能の維持向上)からの虫食い。
この条文は、割と短い条文だし法規でも出題されたことがないですが(たぶん)、問題のビジュアルの気持ちが負けないで、「雰囲気」で答えれたらオッケーですね。
虫食いの間違いのキーワードは、また別の法律であったり倫理で使われるキーワードが載せてあったので、あくまでも「建築士」として考えれば条文を知らなくても、何となくで答えれたような気もします。
計画02(レベルC)
日建学院のテキストには、三手先の組物の断面図が記載されていて、それに対して「二段出ている」と出題されているのは「二手先ちゃうん」と思えたらラッキーですね。
ちなみに「二手先」は「ふたてさき」、「三手先」は「みてさき」と読みます。
そして、今回出題の「舟肘木」はいたってシンプルです。お舟のような形のものがちょこんとして斗(ます)がないです。
個人的には好きなジャンルなんで、斗(ます)の話しを広げるとエライなことになりそうなんで、この辺で(笑)。
枝4の「桔木(はねき)」なんかは、実際にはそのものは見えないけど、寺院建築の軒先が長く伸びている建築物なんてホントかっこいいです。
下から眺めると「桔木」が入っている場所が何となくわかったりするので、「この間隔で入っているんだなぁ~」とか見えたりして、昔の人は頭いいなぁ~っと感心してしまいます。
計画03(レベルB)
平成20年度に近代建築史での問題で出題されたルイス・サリヴァン。
詳しくは、こちらでの記事にて。
ルイス・サリヴァンと言えば、「シカゴ派」。
この「シカゴ派」というキーワードは、出題されたことはないですが、日建学院のテキストには「シカゴ派」について記載されていました。
ザクっと言えば、シカゴで大きな火事があり、復興のため鉄が産業基盤であったシカゴは、鉄骨の高層建築物が立ち並ぶことになったんです。
この辺りをイメージ出来ていればなのですが、少し難しかったかも知れませんね。
計画04(レベルA)
平成25年度の問題で正しい枝として出題されています。
平成25年度は、こんな問題でした。
スポーツ施設の配置計画において、屋外サッカー競技場は、競技のフィールドの長軸を南北にとることが望ましい。
どちらかのチームが、例えば「西日がきつぅ~!」っとならないように、長軸を南北ですね。
今回は、正答率の高い問題かと思います。