建築士試験の勉強法

【相談】試験勉強するためのどこを理解してどこを暗記すべきか?

こんな質問がありました

☞前回の相談はこちら【相談】4年後に一級建築士を受験する勉強はどうしたらいいの?

一級建築士の勉強に対する質問なんですが・・・。

質問した方は日本ではトップの大学出身。

音速C=331.5+0.6t

「この上記の公式の331.5ってどこから来ているんですか?」っと聞かれて・・・。

知らんしぃ~!

こちとら商業高校卒やから物理なんて習ってないしぃ~!。

理解しないと覚えられないタイプだと自分で言っていました。

その探求心はすごく尊敬に値するくらいいいんだけど・・・試験は「試験日」という期日が決まっているからなぁ~。

なので、こう答えました。

「知らんしぃ~。覚えてもいいけど・・・出題されたことないでぇ~!」っと。

その後、色々な部分の「音響」に関しての問題を一緒にやってて、「オリジナルの語呂合わせ」なんかを偉そうに教えていました(笑)。

さすがっ、その後、日本でトップの大学を出ただけあって笑いながら「俺の勉強方法間違えてたわぁ~」っと言って勉強方法を変えてました(笑)。

試験勉強の勉強とは

そうなんです!。

建築士試験勉強の勉強とは・・・。

試験日というものがあるんです!

なので、その日まで仕上げていかないといけないので忙しい勉強になっちゃうので、「理解するもの」と「単純暗記するもの」と割り切って勉強しないといけないんじゃないかなっと思っています。

合格したら、わからないところはしっかりと探求心を持って勉強しましょうね。

じゃあ、覚えたもん勝ちなのかな?

そうそう、「覚えたもん勝ち」ですよぉ~!

なんて言ったら身も蓋もないアドバイスで終わっちゃうので・・・。

確かに、たくさん繰り返したら覚えられるもんなんですよ。

例えば、二級建築士でも一級建築士でも出題される「座屈荷重の公式」。

「この公式が覚えれません!」っと質問されたらこう答えます。

「20回、言葉に出して言ったら覚えられるよ♪」って。

「ピーケーイコール エルケージジョウブンノ パイジジョウイーアイ」とラピュタの呪文のように20回くらい言葉にしましょう!。

さっ、21回目は・・・きっと見なくても(その時は)覚えてるので言えるはずです。

それでいいんですっ・・・それでっ!

何日か経って、いざ座屈荷重の問題に出会って忘れていてもっ!

座屈荷重の公式を覚えてたのに忘れたってことをわかっているということが大事なんです!。

この1回忘れた!っと気が付いた時に覚える記憶のパワーは20回言葉にした以上に破壊力はすごいですから!。

天空の城ラピュタで言う滅びの呪文「バルス」的な感じっ(笑)。

こうやって記憶は定着すると思っているので、「忘れるために覚える」と何とも矛盾はしている気もするのですが、ともあれ覚えちゃいましょう!。

という事は、試験勉強のひとつは「覚えて忘れての繰り返し勉強“暗記”も必要なので”勉強の量”つまり”時間”が必要だとなります。」

じゃあ、試験勉強と言うのは時間勝負の根性論で勉強するものなのか・・・。

合格率の低い資格ほど、そうではないんです。

(逆に暗記だけで頑張っちゃうと危険だったりするんです。)

試験勉強は理解した方が手っ取り早いものもある

この前の記事にも書いた「不静定ラーメンの計算問題」でもそうなんですが、理解をしちゃうと文章問題にも発展できたりするので、やはり理解した方がいいものは理解した方がいい!っという結論に達してしまいます。

☞関連記事一級建築士試験で出題される不静定ラーメンの問題(1)

建築士試験と言うものは、二級建築士では4科目、一級建築士では5科目あるんだけどめっちゃ大きなジャンルでくくると「建築」と言うワンジャンル。

なので、資格試験の中には「施工」と「構造」と「法規」の試験に出てきた問題の知識をひとつにまとめたりすることもできたり、「計画」と「法規」とか「計画」と「環境」(一級)などなど・・・色々な科目の中で知識が少しだけにはなっちゃいますが重なっているので、理解しちゃうとすごく頭の中が整理してコンパクトになってより理解しやすくなります。

という事は、試験勉強は「理解することで頭の中が整理できるので、試験勉強には“理解”が必要となりそのためには“勉強の質”つまり“コツ”が必要だとなります」

でも、理解ってどうするの?

では、どうやって理解するのか?

それは人それぞれになると思うので、一概に言えないのですが個人的にはテキストとかを読んで理解するほど頭がいい人間ではないのがわかっていたので。

と言うか、わかっていないのにテキストを読むとすぐに眠くなってしまう(笑)。

なので、先に問題集のアウトプットから始めてましたが・・・。

知らんしぃ~!

の連続なのは当たり前ですよね・・・。

問題を1枝しては、その解説を見て、テキストで探して・・・それでもわからんかったら次の枝に行くという時間を意識した勉強をしていました。

だってね・・・。

知らない自分が「考えている時間」は「勉強していない時間を過ごしているのと同じこと」なんだもん。

さっさと次っ!にいっていましたよ。

そうこうしているうちに、なんか点と点が線で繋がっていった感覚は覚えています。

以前の記事にも書いたけど構造力学なんて、最初はまったくできなくて1日に1問考えてたこともあって、それで思ったんです~。

知らんしぃ~!って。

最初はそれでいいんちゃうかなぁ~っと思って始めたことがちょっと考えてわからんかったらすぐ答えを見るという方法。

後で、この勉強方法は理にかなっていたんだとあるマンガで知ることになるのですが(笑い)。

☞関連記事構造力学のコツは「最初の1歩」

まとめ

  1. 知らんしぃ~の気持ちを持つと割り切れる
  2. 考えている時間は時として勉強していない時間となりえる可能性がある
  3. 勉強は単純暗記の量も必要
  4. しかし、理解をするといった勉強の質も必要

まっ、こんだけダラダラと書いたけどたったひとこと

習うより慣れよ

とりあえず自分のリズムが乘れるような勉強・・・やってみましょ♪。

おまけ

ラピュタのなんか長い呪文知ってます?

「我を助けよ、光を甦れ!」という意味のもの。

「リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」って・・・。

覚えられるかいぃ~!

そう考えたら、座屈荷重の公式

「ピーケーイコール エルケージジョウブンノ パイジジョウイーアイ」

こっちの方が覚えやすいし、建築士受験生にとっては「我を助けよ、光を甦れ!」の呪文になると思うんですが・・・(笑)。