コラム

今の時期に勉強しておく3つの項目

勉強を始める

いつから一級建築士の勉強したらいい?

「いつから勉強したらいいですか?」っと、よく相談されます。

もちろん、早くに勉強するにこしたことはないのですが、個人差はもちろんありますが、一級建築士の勉強ってすごく大変なものだと思っています。

相談されるってことはなんなりの答えを出さないとと思い、あくまでも個人的な意見ですが、来年受験されるならその前の年の「10月」から勉強するといいよっと答えています。

なぜ、10月なのか…。

来年、受験するなら勉強は学科試験までの「7月」ではありませんっ。二次試験となる製図の「10月」まで勉強しなきゃいけないという覚悟が必要となります。

とすると、自分の人生の中で、建築士の勉強を最優先として考える期間は「1年間」が妥当ではないかと考えます。

冒頭でも書きましたが、もちろんもっと早い時期に始めるに越したことはないんですよ…。

資格学校に通うっと言う方も多いかと思います。

本格的に始まるのはだいたいどこでも年明けの1月かな。

それから一生懸命に頑張ろうっと言う気持ちはもちろん大切なのですが、その前の2か月にちょっと「フライング」してみませんか?

フライング

資格学校での勉強が楽になりますよっと言う、「3つのおすすめ項目」を書いていきます。

①構造力学

前回、前前回と引き続きの「構造力学」。

まずは、コレですっ、コレっ!

問題して、解答みてわかったら自分の解法したものをキレイに書いて「自分だけの解答ノート」を作っておくといかがです?

計算途中なんて人それぞれだし、省略したりするところも人それぞれ。

また、本格的に勉強が始まった時に見直せるように「解法ノート」作るのはおすすめです。

②法規

平成30年度の法規がある人は、法規の勉強をしておくといいですよ。

線を引くと言うよりは、「こんなインデックスがあったら便利だなぁ~」とか、自分がどうやって引くかを実際に引きながら勉強して、本格的に勉強が始まるまでの「手のウォーミングアップ」をはじめておきませんか?

プロ野球チームでも、本格的に始めるまでにキャンプ練習したりするでしょ。

そんな感じで、法令集を持っている方は、オシャレなカフェなんかにでも出かけて、法令集を引きながら勉強してみませんか。

カフェで法令集を使いながら勉強している人ってすごく知的に見えたりします…なんてねっ(笑)。

…ただね…。

こうやって、毎年相談される時は「構造力学」と「法規」をフライングスタートしてたらいいよってアドバイスしていたのですが…結構…法改正があるんです…。

だけど、法改正になったと言え、改正前を全否定するような内容でもないですし、法改正前の内容を知っておくのも、攻略のひとつかな…っと書いても説得力ないかな…(汗)。

③実例建物

「構造力学」と「法規」と、何かもうひとつ「これをしておくといい」って言うのを教えてくださいと、こないだ言われたので、「もぉ~、欲しがるんだからぁ~」っと言いながら考えて、アドバイスしたのが「建物実例」。

今までの過去問題を中心に勉強しておくと、間際になると興味がない人にとっては、覚えるのが苦痛なもんで…(過去の自分がそうだった)。

実際にネットなんかで深いとこまで調べていく時間は、今はあるから調べていくうちにとても興味を持つことができます。

なんだったら、実際にその建物を見に行くっていう事ができるのも今のうちですね。

勉強のために出かけるっとなれば、罪悪感もないしねっ(笑)。

まとめ

資格学校に通うなら、本格的に始めるのはそれからでもいいのかとも思います。

だって、製図まで必死でせなあかんねんから。

ウォーミングアップとして考えるなら、「理解もの」の「構造力学と法規」がいいと考えます。

「暗記もの」よりも「理解もの」は一度理解したら、頭の中から呼び起こしてきたらいいですもんね。

結構、自分が思っているより自分の頭って賢いんです…たぶんっ。

法規については、来年の試験対策としては問題として出題されそうな法改正関連がまあまああるのですが、今から勉強しておいて「おぉ~!、ここがこう変わったんやぁ~!」って、思うのもまた試験対策だと思っています。

どうぞ、年内は自分の中にストレスをかけない程度に、来年のフルマラソンに向けてジョギングをするような気持ちで勉強をしてみてください。