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どっちかと言うと二級建築士寄りでまとめます
二級建築士ではどんな塗料がどの材に適しているかが、本当によく出ます。
実際に携わっていないと「単純暗記」にもなってしまうものなのですし、しかも施工の後半部分で出題されるので(主に施工の19問目)、比較的受験者の中でも勉強が手薄になってしまうんです。
勉強量が手薄と言うのは、「さぁ、勉強頑張ろっ♪」と勉強量が多くなるのは統計的に最初の「計画」でして、「施工」は勉強量がどうしても少なるなる傾向になると思われます。
さっ、前置きが長かったですが、今回は二級建築士よりで近年の出題傾向を考えて、この塗料と材のペアは抑えておきましょうと言うのをまとめておきます。
一級建築士試験の出題傾向
これらの知識に加えて、素地調整や錆止め塗料関係や施工管理の要素が強い出題が多いですね。範囲が広いですが、塗装材料ももちろん出題されますのでぜひ読んでくださいね
覚えておく要点
合成樹脂調合ペイントと合成樹脂エマルションペイント
ん~っ…やっぱり単純暗記しかないのかなぁ~…。
実は、とっておきの暗記方法があるんだっ!よくよく注目してみてっ!何かしらの共通点がここにはあるんだよっ!ヒントは…。
えっ!…わ、わかったけど…えぇ~そうなん!?
そうなんだよぉ~!実は合成樹脂の後の文字が「漢字」か「カタカナ」なのかで、合う材料も「漢字」と「カタカナ」なんだよっ(笑)。
そうなんですっ!こうやって覚えたらよく出てくる2つの塗料はまずは制覇できます。もう一度改めて下にまとめておきますね。
合成樹脂エマルションパテ
耐水形なのに、外部とかはダメなの?
いくら耐水形でも、外部や結露しやすい場所に使っちゃうと、剥離の恐れがあるからなの。
アクリル樹脂系非水分散形塗料・合成樹脂エマルション模様塗料
これは「カタカナ」法則は通用します♪。
実は、すっごい昔には「塩化ビニル樹脂エナメル」とかも出題されていて、こちらも「カタカナ」法則は通用するのですが、環境問題や安全衛生面から考えられて激変してしまって、現在は公共建築工事標準仕様書からも削除されています。
余談でしたが、昭和20年後半くらいから広く親しまれてきた塗料だけに、こんな塗料もあるんだと覚えてて頂けると…(いやいや、他の事覚えないとですねw)
フタル酸樹脂エナメル・アクリルシリコン樹脂エナメル塗料・オイルステイン
「法規」的な言い方をすると但し書きです。
「アクリルはカタカナである。但し、フタル・シリコン・オイルは漢字である。」みたいな(笑)。
かえって余計にややこしくさせてたらすみません…。
まとめ
二級建築士試験において、「合成樹脂調合ペイント」と「合成樹脂エマルションペイント」がよく出るので、ここだけでも覚える負荷を軽くすると覚えやすいかと思い、まとめました。塗装関係には他にも下地処理とか施工の注意事項の出題もあるので、ひと通り勉強してみるといいですね。
おまけ
ひと昔前には、「マスチック塗材」がよく出題されていたのですが、最近は見かけなくなりました。
こちらも下地がコンクリート・モルタル・プラスター・ALCパネルと言ったカタカナ系に合うのですが、なんで最近は出てないのかなぁ~?建築工事共通仕様書に載ってないのかなぁ~?っと思っているのですが…ごめんなさいっ…そこまで調べてないです…。