前回のブログの続き
話しが長くなりそうだったので、2回に分けて書いてみることに。
「量は質を凌駕する」・・・つまり、質を求めるには量をこなして経験することが大事かどうかを自分なりに書いてみることにしました。
あくまでも持論ねっ、持論っ!。
では、ひとつずつ書いてみますねっ。
二級建築士の学科試験について
まずは、二級建築士の学科の勉強については、「量は質を凌駕する」とは、まずは言い切れます。
わからないものは、そのまま覚えちゃうとか誤っている枝はどこが間違えているかチェックするとか。
そんな感じでがむしゃらに覚えた努力は、本試験の難易度がよほど難しくなければ報われたりするのではないかと言い切れます。
ただっ、そんな事をして受験した人・・・まっ、私のことなんですけどねっ。
法令集は持って行っても使わない、力学が最初っから諦めている・・・あとはがむしゃらで覚えた。
そんな事してたもんだから、合格ラインギリギリの合格っ。
手放しで喜んでたあの頃・・・。
その後のツケが回ってくることも知らずに・・・(笑)。
そうっ!、「ツケ」とは一級建築士を受験する時っ!。
「もう、学校には通いませんっ!」っとしっぱなから言い、法規では法令集を使うことに苦労して苦労して・・・。
・・・二級建築士の勉強をちゃんとしておけば良かった・・・。
なので、結論っ。
「量は質を凌駕する」けど、先の事を見据えるのならしっかりと質もある勉強しておかなきゃ後で大変になる(実際になった私っ)。
二級建築士の製図試験について
こちらも結論から言うと、「量は質を凌駕する」ですっ!。
一番、この言葉が似あう試験なのかもしれませんっ。
まずは、作図量が半端なく多いこと。
特に木造が課題に出された時は、作図スピードが要求されます。
最初の1枚目を書いた時、「こんなん3時間30分で書けるかぁ~!」っと思う方が大半だと思います。
3時間30分と言うのは、プランを1時間30分考えて、見直しがゼロとした時の残りの作図に充てられる時間のことねっ。
しかし、この作図スピードだけは「頭」で考えても早くならなく、まずは「手」を動かさないとどうしようもない性質をもった試験。
「手」をまずは動かして、抜けがあったり表現を間違えて書いたりと「失敗」をしないと成長しないもの。
そして、プランニングも「量」。
たくさんのプランニングをして「失敗」と言う経験をしないと、いざ困った時にパニックになってしまうもの。
なので、結論っ。
「量は質を凌駕する」・・・確かにしますっ!。量をこなすことでの「失敗」や「経験」を活かすことでおのずと「質」が向上していくので、諦めたくなる方は、とにかく自分を信じてやるしかないですっ。
一級建築士の学科試験について
こちらは、そうだなぁ~、言葉を変えて表現するならば・・・。
「量も質も重ねれば知識を凌駕する」って感じでしょうか?。
「地頭が賢い」っとよく言われる人は、確かに存在します。
でもっ、そんな生まれつき備わってないんだったら、やるしかないですよねぇ~。
ただ、根性論だけで1級建築士の学科は、必ずしも合格するとはいいがたいです。
ましてや、受験生はほぼほぼ仕事が忙しい方が多いので時間を作るのも一苦労。
だからこそっ。
「質」のいいマネージャー・・・つまりは資格学校を利用するのは手だと思っています。
そして、しっかりと勉強スケジュールをこなし、良質なテキストでの確認を行う「インプット学習」に重きをおくべきではないでしょうか?。
「えぇ~!、このブログみてたら一級受かるやん~っ♪」とリアルに何人かに言われたことあるけど・・・受かる訳・・・ありませんからっ・・・断言できますっ!。
このブログは、そんな大変な勉強の中、少しでも「できるかもっ♪」とか「今日も勉強しよっ♪」と少しでも思ってもらえるような内容が書けたらと思い書いているんです。
前回の記事でも書いたけど、ラグビーの福岡選手もインタビューで言ってたでしょ。
「この時のためにすべてを犠牲にしてやってきた。最高の結果を出せて本当にうれしい」っと。
少なからずは「時間」と「お金」を犠牲にする訳ですよぉ~。
なので、ある程度の犠牲を払いつつ、「量」も「質」も確保した勉強をしなきゃいけないんですが、それは地頭が賢い人を上回ることが間違いなくできますっ!。
なので、結論っ。
「量は質を凌駕する」・・・ちょっとこの言葉は似あわないですねっ。あえて言い換えるなら「好きことものの上手なれ」・・・どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。
こんな言葉の方が似あうのかなぁ~♪。
「量」と「質」を活かしたインプット学習が効果的だと考えられます。
一級建築士の製図試験について
まずは二級建築士の製図と同様、「量は質を凌駕する」かなっ・・・前半はともかく。
作図スピードがないと、勉強がおもろくないですっ(個人的見解)。
建築士試験のラスボスを倒すのに、何も武器も特技もなかったらめっちゃ面白くないですやんっ。
だから、さっさと作図スピードのレベル上げを頑張るといいんかなっ。
なので、前半は「量は質を凌駕する」ですねっ。
そして、プランニングっ。
これまた大変なのは重々承知ですっ。
「構造」「設備」「環境」・・・などなど、色々な知識を必要としますっ。
これは、「質」を意識した勉強になるんでしょうね。
製図は、これがバシッと書けたら合格というものが明確ではありませんっ。
逆に、「なんで受かったんだろう???」っと、思うくらいやらかしているのに受かってしまう人、通称「奇跡枠の人達」と言っているんですが・・・まっ、私もその枠で受からせてもらったひとりなんで実感していますが・・・実話ですっ。
ただ何となくですが、最近は「奇跡枠」も少なくなっている気がしています。
最近の製図試験は、本当に知識も問われている試験だなっと感じています。
どうか、このラスボスも「量」と「質」の良い学習で立ち向かわないといけないようですね。
なので、結論っ。
「量は質を凌駕する」・・・ではなく「量と質で立ち向かう」がいいのかな。
そして、なんとかがむしゃらに自分を信じて最後の1秒まで立ち向かう気持ちが大切なのかなっと思います。
最後に
こうやってえらそぉ~に書きましたけど、自分自身、一級の学科の時は「こんなん無理ぃ~」という気持ち、そして製図の時は「そもそも一級建築士の資格いるのか?」っと諦めたいための言い訳を自問自答してなんとかやり抜いた人間です。
スマホでゲームしてても、負けるのがわかってしまうと途中でリセットしたりと、なんとなく自然に最後の結論を見たくない「あきらめクセ」がついているなっと自分自身で感じています(笑)。
「あきらめも肝心」・・・確かに都合のいい言葉で私の中の格言です(笑)。
ただ、その裏では、諦めてしまうと今までの費やした「時間」をはじめとする色々なものがリセットされてしまいます。
リセットボタンを押すと時は、「今」だけを考えるのではなく振り返り、本当に押していいのかどうか、そして「やると決めたら」前を向き、手もとにあるリセットボタンを見ないで、どうぞ「建築士」になるまで走って欲しいなっと願うばかりです。