建築士試験の勉強法

令和元年度一級建築士学科を自分勝手に分析してみることにした(計画_03)

最初に

令和元年度の一級建築士学科を自分勝手に分析しています。

初めて読む人は、こちらも読んでおいてくださいね。

令和元年度一級建築士学科を自分勝手に分析してみることにした令和元年度一級建築士学科を自分勝手に分析してみることにした これから先の記事を読む前の注意点 勝手に解いているだけなので...

※本試験の問題は差し控えさせていただきますね

計画_№8(レベルA)

学校の計画に関する問題でした。

だいたい、「総合教室型」やら「特別教室型」やら「教科教室型」ってな感じのタイプの問題が出ると、「誤りの枝」が多いと怪しんでしまうんだなぁ~。

特に「総合教室型」は、なかなかの正しい枝で出題されないくせものなんで、しっかりとした知識を持っていれば、大丈夫だったかな。

一級建築士試験の平成26年度の問題より

中学校の計画において、各教科で専用の教室をもち、生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける総合教室型とし、ロッカー等の生徒の生活諸施設を充実させた。

それって、「教科教室型」のことやん~っということで誤りの枝でした。

計画_№9(レベルB)

この問題が計画の中で、一番「う~~」ってなった問題でした。

高齢者・障害者等の利用の問題だったんです。

まぁ、自分がまず気になったのが問題自体に「障害者」と書いてあったこと。

「そこ~?」ってなるかも知れませんが、何となく定義がわかっていなくて・・・。

「障がい者」と表記したりする時の区別が「ん~・・・???」っと考えてしまいました。

例えば、去年の問題だったらこんな感じっ。



一級建築士試験の平成30年度の問題より

サインの色彩は、高齢者、色覚障がい者に配慮して、「黄と白」、「赤と緑」等の色の組合せを用いないことが望ましい。

こちらは、昨年の問題で正しい枝なんですけどね。

表記の使い分けがきっとあるんだろうなぁ~っと思ってしまいました。

そして、今回の問題については、切り口が新規問題だったなぁ~。

過去問ベースではなかったので、「想像力」で解いていく問題だったかと思います。

一級建築士試験の平成26年度の問題より

エレベーター内に設ける車椅子使用者対応の操作盤の行先階数ボタンの一を、エレベーターかごの床面から1,000mmとした。

これは、正しい枝です。

同様の問題が平成21年度にも出題されていたのですが、今回はこのエレベーターの操作盤の高さではなく、操作盤が縦配列になっている場合の階数ボタンのところにある「点字表示」が右にあるか左にあるかが問題でした。

来年、一級建築士をチャレンジする方は、どうぞエレベーターに乗った時に確認してみておいてくださいね。

計画_№10(レベルA)

まちづくりに関する問題でした。

なるべく公共交通機関をご利用してください…って何で?はじめに 平成30年4月1日で大阪市営地下鉄は民営化されました。 Osaka Metro それに伴って何年も前からわかりや...

このブログでも書いていたのですが・・・もう一歩踏み込んで「タウンモビリティ」についても書いておけば良かったと・・・。

一級建築士試験の平成24年度の問題より

タウンモビリティシステムは、中心市街地をバリアフリー化して車いすや電動スクーター等を貸し出し、歩行困難者の外出機会の拡大だけでなく、市街地の活性化を促す仕組みの一つである。

正しい枝ですね。

イギリスで、「ショップモビリティ」っと呼ばれて誕生したこのシステム。

日本はまだまだ導入段階なんでしょうけど、こうやって出題されていくということは、今後増えていくんでしょうね。