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建築士試験においての地球環境のまとめです
やっと地球環境についての最後の記事となりました。
フロンガスは人工的に造られた冷媒で、まだまだ今はオゾン層破壊や地球温暖化の観点から問題は色々あります。
変わって自然冷媒である、アンモニアや二酸化炭素や水を使用したりしています。
但し、アンモニアについては毒性や可燃性という安全性の問題もあったりしますけどね。
ですよね~♪。
では、さっそくなんですが問題をやってみましょうか♪。
一級建築士試験の平成24年度の問題
※平成18年度もほぼ同じ問題です。
空調用冷媒機等に用いられる冷媒のノンフロン化に伴い、自然冷媒であるアンモニア、二酸化炭素又は水が冷媒として用いられることがある。
どのガスや冷媒が、どれだけのオゾン層破壊パワーがあるとか、どれだけの地球温暖化パワーがあるかを示す係数があるんです。
少し、そちらもまとめておくと・・・。
①オゾン層破壊パワー(ODP):オゾン層破壊係数
CFC-11を「1」とした時の係数となります。
「ODP」はオゾンのO(オー)とでも覚えておきしょうか?。
②地球温暖化パワー(GWP):地球温暖化係数
二酸化炭素の温室効果の比となります。
前回の記事でも書いた特定フロンCFCなんて、ODPは元々さっき書いたけど、特定フロンのCFC-11を「1」にしているから「1」なんだけど、さきほど書いたCFC-11のGWPでは4600とまあまあヤバそうなんですが、CFC-12だと11000ってすごい数値になるんです。
まっ、試験には出たことないんで数値までは覚えなくていいんだけど、とにかくすごいってことだけイメージしてもらえるといいと思います。
「GWP」は、グローバルウォームのGWと覚えておくといいですね。
では、この関連の問題を1問っ。
一級建築士試験の平成19年度の問題より
ガス消火剤についての環境への影響度合の指標としては、GWP(地球温暖化係数)及びODP(オゾン層破壊係数)がある。
では、最後の最後にまとめを
では、最後に今までの記事をまとめておきますね。
(1)熱の伝わり方
関連記事☞「地球環境_01」熱の伝わり方
(2)太陽光線について
そうそう、太陽光線の大きく分けて、「紫外線」・「可視光線」・「赤外線」の3つの波長を中心にまとめています。
関連記事☞「地球環境_02」太陽光線について」
(3)地球への熱の伝わり方
関連記事☞「地球環境_03」地球への熱の伝わり方」
(4)二酸化酸素について
関連記事☞「地球環境_04」二酸化炭素について」
(5)紫外線について
よくこのブログを読んでくれている人は、たまにこのイラスト見かけると思いますが、ここでも登場しました(笑)。
関連記事☞「地球環境_05」紫外線について」
以上で、今回の地球環境についての記事は終わりになります。
この地球環境問題は、地球くんや太陽さんにどうにかしてもらうことは出来ず、全ては人間が作り出した問題で、何とか出来るのも人間なんですね。
特に、建築分野での何とか出来ることもたくさんあるので、今後は色々な取り組みもされ、また試験にも出題されてくると考えられます。
他にもここから広がっていく知識はたくさんありますが、ぜひ意識して今後の勉強にお役立てができればと思っています。