建築士試験の勉強法

効果的な勉強方法(2)

意識して勉強してみませんか?

前回の記事の続きです。

効果的な勉強法(1)この記事を読む前に・・・。 今回は、効果的な勉強方法の紹介です。 ですがっ!。 あくまでも全部が全部自分に合っているとは限...

今回からは、普段の自分がどんな勉強をしていて、「おっ!、なるほどなぁ~、こんな勉強方法があるんだっ!」っと納得したものを新たに取り入れてみませんかっと言う、勉強方法のご紹介です。

まずは、「ラーニングピラミッド」のご紹介です。

ラーニングピラミッドとは?

それぞれの学習方法によって、記憶の定着率が異なってピラミッド状になっているものです。

昔は、学校の先生の話しを聞いて、黒板に書いたものをノートにして・・・ってしていく。

・・・。

果たしてこういう勉強方法って、効果的なんかなっと疑問に思っていました。

そんな一方的な講義は、睡魔が襲ってきて・・・眠くなってたので戦うのが大変っ。

すぐ眠たくなる自分にとっての言い訳だったのかなっとも思ったのですが・・・。

そこで、「ラーニングピラミッド」っと言う言葉を知りました。

「ラーニングピラミッド」とは、アメリカ国立訓練研究所によって明らかにされた理論で、7項目のそれぞれの活動における学習定着率を表している・・・らしい。

そう書いてあったもんっ(笑)。

では、ピラミッドの頂上から順番に説明をしてみますね。

講義(平均学習定着率:%)

「はいっ、それでは講義を始めますねぇ~!」っと一生懸命に聞いても、「ここマーカーしてねっ♪」とか言われるままに講義を受けていても・・・覚えているのは5%と言われています。

人間って忘れる生き物なんです。

例えば資格学校に行ってて講義が終わって、駅までの道のりの間に目や耳から色々な情報が入ってきます。

4時間もたてば講義の情報の半分は忘れると言われています。

悲しいことに、そういう生き物なんです・・・人間って。

でも、忘れるからこそ生きていきるというのもある訳で・・・。

・・・。

・・・。

あっ、勉強の内容に戻して(笑)。

読書(平均学習定着率:10%)

読書は、ダラダラと読むと自分はすぐに何者かに襲われてしまいます。

いやっ、誰かはわかっているんですが・・・睡魔と言う悪魔ですっ(笑)。

もう、昔っからです。

睡魔と言う悪魔に憑りつかれていると言っても過言ではないくらい、ヤバいです。

なので、テキストを読む時の心構えを自分なりにまとめてみました。

『テキストを読む時の心構え』

  1. 心の中でも強弱をつけて読むようにする
  2. 句読点までの文章は区切らずにまとめて読むようにする
  3. 指を指して、大事なとこはトントンしながら読む
  4. わかりにくかったらもう一度、前の段階から読み直す
  5. それでもわかりにくかったら、まぁいいやっと言う気持ちを持つことも大事
  6. かと言って、諦めるのではなくこんなもんだと思ってひとまず覚える
  7. ブツブツ声を出して読める環境ならそれも効果的
  8. その時に、人に聞かせるように会話調に変えて読んでもよし
  9. どうせ読んでも忘れるんだしっと思うくらいでもちょうどいい
  10. でも、テキストのポイントは理屈抜きで重要暗記事項だと思って覚えた気になっておく
  11. 立って歩きながら読むと睡魔には襲われにくいし頭に入ってきやすい
  12. よし、覚えた!なんていうだけで意外と覚えてたりする
  13. こんな難しいのんわかるかいっ!とたまにテキストに文句を言ってもいい
  14. 難しいところがあると知っただけでも儲けもん

資格学校のテキストをはじめ、参考書やテキストは一生懸命に建築士試験に出るところを専門の人たちがまとめてくれている「優秀なノート」です。

たまに「難しいやんっ!」とか文句も言いながらも、敬意を表しながら読んでみましょう。

1回目から熟読まではしなくてもいいです。

要は、これから行うアウトプット学習のためのインプット学習のためです。

もう1度言いますっ。

建築士試験に合格するためのテキストを読むのではないんですっ。

建築士試験に合格するための勉強するための勉強をするためのテキストを読むんです。

だって・・・どうせ「読書」は平均学習定着率10%って言われているんだもんっ。

視聴覚(平均学習定着率:20%)

「視て」「聴いて」覚えるってこと。

「映像講義」とか「動画」なんかはこちらに含まれてきます。

平均学習定着率は20パーセントなんで上がってきましたねぇ~♪。

先ほどの読書でも、声を出して読むと「聴覚」も刺激されたりするように「五感」を利用した勉強方法はより効果的になります。

なぜか?

脳と神経は繋がっているので、色々な刺激を与えるとより記憶しやすくなります。

  1. 視覚・・・映像をみる
  2. 聴覚・・・声に出す 音声で講義を聞く
  3. 触覚・・・法規は法令集を引く
  4. 嗅覚・・・レモンの香りの芳香剤を置く
  5. 味覚・・・やはりレモンなのか(笑)

本当は、この辺りはもっと心理的に細かくあるのですが、ひとことでまとめてみました。

「レモン」のイエローの色自体も、集中力アップの色となるし香りも暗記ややる気には効果的と言われています。

とりあえず、イエローやレモンを見ると最初は強引でもやる気スイッチが入るように仕向けてみてはいかが(笑)?。

特に暗記する時は、リラックスしている時が記憶力が高くなっていると言われています。

自分は、リラックスして勉強しているとすぐに眠くなっちゃいます(笑)。

なので、テキストのポイントとかを覚える時は、「よしっ!」と言って「ふぅ~」っと深呼吸して、そして少し遠いところでも見ながら一時的にもいいので覚えるようにしています。

デモンストレーション(平均学習定着率:30%)

力学とかを解いているのを実際に見ると、テキストを読んだりするよりはるかに効果的です。

自分自身は、なるべく人に力学とか教えるときは、かしこぶらずに・・・いやっ、むしろ賢くはないんだけど(笑)、簡単そうに解いてみせて教えたりしています。

だってぇ~、せっかく聞いてきてくれたのにぃ~、「俺、やっぱりこんなん難しいわぁ~」っと思われるより「俺でも出来んじゃねぇ~♪」って思ってもらいたいもんっ。

まぁ、逆に言うなら賢くないのでそんな表現しかできないだけなんですけどねっ(苦笑)。

で、重要なのはこの「あれっ?、出来んじゃねぇ~♪」っと思えて「やってみよう!」の気持ちが芽生えるのが、実はこのラーニングピラミッドのちょうど境となります。

ラーニングピラミッド前半のまとめ

「講義(5%)」、「読書(10%)」、「視聴覚(20%)」は、記憶の定着率は低いですが、インプット学習となりますのでとても重要です。

建築士試験に合格するための勉強するために勉強する

っと、最初の方でも書きましたがこれがインプット学習の目的です。

問題集をするのが先かどうか、そんな卵が先かにわとりが先か問題を悩むより答えは簡単っ。

インプット学習が先です。

まぁ正直、問題集をベースにしてアウトプットを先にしてインプットしていく方法もありますが、出来れば一級建築士はインプット学習からが強くおすすめです。

忘れてもいいんですよぉ~。

「忘れた」と「知らない」は、進撃の巨人で言えば、エレン巨人とロッドレイス巨人くらいの差です・・・あっ、雲泥の差って事ね(笑)。

大切なんでもう一度書いておこうっと。

勉強の上で「忘れた」と「知らない」は大きな差があります。

今回紹介したラーニングピラミッドの頂上から上の4つは、どちらかと言うと受け身の学習であり、動的な学習」です。

デモンストレーションでは、「やってみよう!」っと気持ちだけでも動的な感情が生まれています。

次回の記事では、ここから先のピラミッドラーニングの学習の続きを書いていきますので、引き続き読んでみてくださいね。