建築士試験の勉強法

約50年前の建築士試験と比較をしてみました

最新!?の問題集を入手してみた

↑先日、こんな本を入手してみた。

表紙に「最新」って書いてあるけど、まったくもって「最新感」がないんですけどぉ~!

一部分、手書きやしレトロ感がありありの書籍で、発行は昭和42年のものでした。

B6サイズの厚さ1センチの小ぶりのもので、3年間分の過去問が入って定価は380円。

もちろんっ、消費税はなし(笑)。

今は、例えばだけど、日建学院教材研究会から出している7年間の問題集【1級建築士 過去問題集チャレンジ7】は税込み2,916円。高ぁ~っ!と思ったけど、受験料を比較すると昭和42年では1,200円。そして現在は19,700円もするんですね!…っという具合に比較すると今の問題集はお買得なのかもですね(笑)。

【問題集】(昭和42年)380円⇒(平成30年)2,916円(税込)

【受験料】(昭和42年)1,200円⇒(平成30年)19,700円

 

この本の中に当時の建築士法も書いてあって、当時は38条で構成されていたみたい。今は建築士法自体は44条で構成されているので、ふぅ~んっ、あんまり増えてないかぁ~…じゃないわぁ~!。増えてます増えてますっ。法10条と法11条の間には長い年月をかけて法10条の2から法10条の38までの追加条文が入ってます。これだけでも倍になってるやんっ。なんか昔は難しかったんやろうか簡単やったんやろうか当時、受けてた人はどんな感覚やったんでしょうね。

【条文】(昭和42年)38条⇒(平成30年)44条(※参考にならんけど)

近年は、少しずつ製図の試験が1級も2級も早くなっていった感じがあったので、昔はいつだったんだろう~っと見てみると、昭和41年度の試験は、なんと8月20日(日)でした!しかも…。

今と試験方法が違って、前の日の土曜日に学科の3科目、計画→施工→法規があり、翌日に構造と製図があったようです。ちなみにこの年の設計課題は、「市街地に建つ店舗付き共同住宅」でした。このタイトルは5月中旬くらいに発表されるんですが、問題の要求事項は今と比べるとびっくりするくらい少ないです。今に置き換えて2日間続けて試験があると思うと、ゾッとしてしまいますね。

【試験日】(昭和42年)学科と製図で合わせて2日連続⇒(平成30年)学科と製図の間が約2か月半

こんな問題が出題されていました

少し、当時の問題をここに載せてみたいと思います。

【問題1】建築物の計画を行う場合の方法で、次のうち適当でないものはどれか。(昭和40年度計画より
1.平面計画は、常に断面計画と共に行う。
2.平面計画及び断面計画は、常に構造計画を考慮して行う。
3.構造計画は、常に施工の難易を考慮して行う。
4.立面計画は、常に民族の伝統と美しい空間の創造を考慮して行う。
5.立面計画は、常に流行を考慮して行う。

【問題2】溶接に、特に関係のない用語は、次のうちどれか。(昭和39年度施工より)
1.マンガン当量
2.のど厚
3.アンダーカット
4.ユニオンメルト
5.逆ひづみ

サク
参考までに答えは、【問題1】は5番で【問題2】は1番だよ。

あえて書きやすい短めの文章問題を載せたのですが、比較的問題は今のように長文ではないです。

し、しかも…当時は1科目30問なのですが、解答番号の1から5が均等に6つずつになるように解答がなっています。

そんなんやったら自信がなかったら、一番選んでいない番号にすると確率上がっていいですねぇ~。

最後に今も昔もあまり変わってないなぁ~って思うのは「合格率」です。

建築士法第1条

それと未だにまったく変わっていないのが建築士法第1条の目的。

第1条 この法律は、建築物の設計、工事監理等を行う技術者の資格を定めて、その業務の適正をはかり、もって建築物の質の向上を寄与させることを目的とする。

この目的によって、試験内容や方法が時代によって変わっていったんでしょうねぇ~!・・・っていい話しで終わりたいとこですが、晴れて1級建築士になったら免許を登録するのに今って80,000円以上の費用はかかるんですっ!(それでも資格は欲しいですけどねっ)。この頃は、3,000円っ!…。知ってはいけないようなものを知ったような気が…。

【免許登録料】(昭和42年)3,000円⇒(平成30年)約80,000円以上