建築士試験の勉強法

略してCGS

一級建築士(環設)も二級建築士(計画)にもよく出ます!

どちらでもよく出題されていますので、より深い知識を持ってる方がいいですね。

コージェネレーションシステムとは?

大きい建物だったら電気を使うと、結構な排熱が出るので、その排熱を空調や給湯などの熱源に有効利用しようとするシステムのこと。

英語が苦手なもんで、てっきり「コージェネレーション」の「コ」って、電気コンビの「コかと、チラッと思ってしまった(笑)。…チラッとねっ。

なんでかって言いますと(言い訳)、「トリジェネレーション」って言葉があるんです。これは「電気と熱」に加えて「二酸化炭素」を有効利用とするシステムなんです。ってことはですよ、「トリジェネレーション」の「ト」は、電気二酸化炭素トリプルの「ト」ではないのでは!っと、思ってしまったのですが…本当のところは知りません。

サク
トリジェネレーションは出題されていないけど覚えておいてもいいかも♪
サクラ
コンビとトリプル…まっ、そう覚えると、覚えやすいからいいかぁ~!

覚えておく要点

コージェネレーションシステムの主な目的は?

「エネルギー総合効率の向上」があくまでも主な目的。

では、級建築士の平成18年度からの出題

常時必要な電気エネルギーの全部、又は一部を自家発電設備から供給するとともに、自家発電設備の排熱を冷暖房・給湯の熱源として利用してエネルギー利用効率を高める手法は、コージェネレーションシステムに該当する。

「キーワードは電気」ですね。

総合エネルギー効率(位発熱量基準)の数値は?

総合効率は、もちろん何の原動機を使ってるかで、多少の差は出るものの70%~80%っと覚えておきましょうね。

あっ、ちなみに「高位発熱量」と「低位発熱量」はどちらが熱効率が高いか知っていますか?

では、同じく先程と同じ一級建築士の平成18年度からの出題

ボイラー等の熱効率は、「高位発熱量を基準とするもの」より「低位発熱量を基準とするもの」の方が低くなる。

この答えは…。

「不適当」なんですねぇ~。

つまり「低位発熱量を基準」とするものの方が熱効率の値は高くなるのですが、ここで説明すると長くなってしまうので、ひとまずはサラッと覚えててくださいね。

発電機の種類は何があるの?

ガスエンジン、ディーゼルエンジン、ガスタービンが使用されます。「ガスタービン」だけが「エンジン」という言葉がついていないですが、「ガスタービン」の仲間に「ジェットエンジン」、そう飛行機のエンジンが含まれていますので、そうイメージつけるとわかりやすいかもですね。

サク
最近は、家庭用に燃料電池を使ったものも販売されているよ。
サクラ
大阪ガスのエネファームとかがそうだよね。

どういう場所に効果的?

それは年間を通じて安定した給湯を必要とする施設で、例えばホテルや病院等が効果があるんだよ。では、今度は級建築士の平成26年度からの出題

年間を通じて安定した給湯需要のある大きな建築物に対して、コージェネレーションシステムを採用した。

大きい建物にコージェネレーションシステムは適しているんだったね。」

コージェネレーションシステムにおける熱電比とは?

たいていの「比」という言葉がつくと、その言葉の単語と単語の間に「スラッシュ」を入れるとわかるものが多いので入れてみますね。

では、一級建築士の平成18年度からの出題

コージェネレーションシステムの原動機にガスエンジンを使用した場合、一般に、ガスタービンを使用した場合に比べて、熱電比(供給可能出力を発電出力で除した値)が大きい

「ガスタービンの方がガスエンジンに比べて約2倍、熱電比が大きいんだよ。」

まとめ

とにかく「熱と電気」です!。このひとことにつきますね。エネルギーロスを軽減していくための省エネ手法のひとつと言えます。